2017年5月16日にNHKをはじめ、各メディアが、「秋篠宮さまの長女眞子さま(25)が婚約の見通し」という報道をし、日本国内は、新聞の号外も出て、祝福ムードとなった。
このことで、メディアは、
◆皇族の減少が喫緊の課題である
(現在の皇室典範では、女性皇族が結婚すると皇族から離れるため)
◆野党は、天皇陛下の退位を実現する特例法案の付帯決議に女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」に関する記述を盛り込むよう求めている
◆女性皇族が次々と結婚されて皇族を離れると男子は秋篠宮さまの長男悠仁さま(10)しかいなくなる
◆近い将来、皇室の公務の担い手が少なくなり、皇室と国民の交流する機会が減る
◆女性宮家創設は、将来的に父方が天皇の血を引かない「女系天皇」が即位する可能性があるとして保守派が反対している
◆安倍晋三首相は、女性宮家創設に慎重姿勢
といったことを報じていました。
当たり前ですが、天皇さまは日本の象徴であり、天皇の血を引く宮家(皇族)の役割として多くの公務がある。
「皇族が減少して公務の担い手がいない」という問題点は、「女性宮家創設」で解決する話であり、この点に関してのみなら、例えば「女性宮家は一代限りとする」とか「女性宮家出身の子弟は天皇に即位できない」というような規定があれば、保守派のアレルギーも薄いであろう。
ただ、それでは、「天皇家断絶の可能性問題」は当然、解決しない。
悠仁さまに男子のお子様が誕生しなければ、現行の皇室典範では、天皇に即位可能な人はいなくなってしまうことは必然である。
保守派が「女系天皇」に反対する理由のひとつは、今までの歴史で「女性天皇」は過去にいても、脈々と男系が維持されてきた天皇家の伝統であり、女系になることはその歴史を変えることになるから、でしょう。
ただ、「男系」にこだわるのであれば、不謹慎な話ですが、皇位継承順位1位の皇太子さま(57)や同2位の秋篠宮さま(51)、同4位の常陸宮さま(81)が、今から婚外子をもうけて、認知するしか方法はありません。(現在、皇位継承者は4名しかいません)
ただ、今の時代、それは、日本の世論としてあまり歓迎される方法ではないでしょう。
個人的には、ゴリゴリの「男系天皇維持」主張の保守派は、「近い将来迎える現実的な問題」に対してどうするのが、得策と考えるのでしょう。
あくまでも男系にこだわるのであれば、「竹田家」や「久邇家」などの「旧皇族の皇室復帰」という案もありますが、世論は、おそらくそれよりも現在の内親王や女王を「女性宮家」とする方に賛成する人が多数派のように感じます。
いずれにせよ、今のままであれば、悠仁さまの奥さまとなる人が、男子を何人も誕生させない限り、皇族は絶えてしまうわけで、悠仁さまの奥さまになる人は相当のプレッシャーがかかるわけで、「なり手がいるのかなぁ」という懸念も感じます。
話を眞子さまに戻しますが、お相手の小室圭さんは、眞子さまと同じICU(国際基督教大学)を卒業し、現在は法律事務所に勤務しながら一橋大学大学院に通っているそうです。
お写真を拝見する限り、18歳の時(2010年)に藤沢市の観光大使である「海の王子」に就任されていただけあって、爽やかなイケメンである。
それにしても、報道では、眞子さまと知り合って5年、交際して約1年だそうです。
最近の若い方は「草食系」といわれますが、なかなかの積極性です。
眞子さまのご両親(秋篠宮殿下と紀子さま)もご結婚が早かったですもんね。
まずは、おめでたい話ですが、このことで天皇退位だけでなく、根本的な皇室問題がまた話題になるでしょう。
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