2017年5月16日付の産経新聞によると、5月13日に、静岡県警で、自転車運転者講習制度に基づく講習会を初めて実施したと報じていました。
記事によると、
◆講習を受けたのは、自転車での危険行為を繰り返した浜松市在住の高校2年生の男子生徒
◆この講習制度は改正道路交通法に基づき平成27年6月に導入されたもの
◆講習命令は、静岡県公安委員会が発令した
◆改正道交法では、自転車の運転について信号無視やブレーキ不良など14項目の危険行為を規定し、14歳以上の運転者が危険行為や交通事故を3年以内に2回以上繰り返した場合、5700円の講習手数料を払って有料の安全講習を受けることが義務付けられた
◆この男子生徒は、平成28年11月と平静29年1月の2回事故(安全運転義務違反)を起こしている
(1回目は、県道を横断しようと渋滞中の車の間から飛び出し、反対車線を走っていた普通乗用車と衝突した。2回目は、市道を横断した際に歩行者とぶつかり、相手に軽傷を負わせる事故を起こした)
という。
自動車運転でキップを切られれば、免許証の更新時に違反者講習を受けますが、その内容は、違反がなかった場合の法規の変更など改正点主体の更新時講習の内容に加えて、確か、安全や重大事故の再現VTRなどを見させられたはずです。
要は、「違反をした人は事故を起こす恐れがあるから、VTRを見て自覚してください」という感じなのでしょう。
累積点数が6点以上等であれば、行政処分を受け、講習を受けることになります。
この講習は、社会参加活動を含むものと含まないものがあり、後者の場合は、座学やシミュレーターによる運転指導などがあります。
今回の「自転車運転者講習制度による講習会」の内容は、座学だけなのであろうか?それとも、シュミレーターによる運転指導もあるのだろうか。
それにしても、驚くのは、静岡県内で「自転車運転による安全義務違反登録(1回目)をされた人は、2017年4月末で1062人おり、そのうち、約46%が高校生を含む10代だという。
もちろん、自転車を利用する率が10代が多いという利用者の数字的な点もあるとは思うが、それでも、若年層の違反がかなり多い。
月並みですが、基本的には、自転車の乗る際のしつけを、まずは家庭レベルで、そして小学校から学校教育を通じて教えるべきでしょうね。
また、違反者に多い安全義務違反を分析することで、講習内容の重点内容もわかるでしょうし、別の視点で考えれば、道路や横断歩道、信号機等の設置方法などの改善の必要性も見えてくるかもしれないと思う。
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