鹿児島県の桜島が、2017年4月28日の午前11時ごろに噴火したという。
ニュース報道によると、桜島の噴火は、2016年7月26日以来で約9か月ぶりだそうだ。
ネットニュースで、毎日新聞が、
「噴火は、昭和火口での爆発的噴火で、噴煙は、火口上空3200メートルまで上がった
噴煙は、南東の風に乗って大隅半島に流れた」
と報道していた。
・・・ん??
ご存知のように、鹿児島には、薩摩半島と大隅半島があります。
地図上では、鹿児島市などを含む左側が薩摩半島、鹿屋や垂水、志布志などが有る方が大隅半島であることは常識ですが、双方の半島の間に「鹿児島湾(錦江湾)」があり、「桜島」は、鹿児島湾の中心あたりに位置しています。
「南東の風に乗って大隅半島に流れた」
と記事にはありますが、南東の風とは、地図上では、「右下から左上」に向かって吹く風です。
地形的に、「南東の風」の乗って噴煙が流れたとすると、どう考えても、大隅半島に向かうことはなく、薩摩半島に流れるので、変です。
あれ???と思って、ネットの天気予報を見ると、今日の鹿児島の風向きは、どちらかというと北西の風です。
毎日新聞の報道は、間違っているように感じるのですが、私の勘違いなのだろうか??
ちなみに、噴火によって生じる「火山灰」ですが、「ごみ」のカテゴリー的には、「災害廃棄物」という位置づけだそうです。
ごみは、一般的には、市町村が処理責任を追う「一般廃棄物」と汚染者負担原則に基づき排出者に処理責任がある「産業廃棄物」があります。
「災害廃棄物」の処理責任は、市町村で、「災害により町が破壊された際に生じる壊れたもの、動作しなくなって廃棄したもの」を指しますが、「火山灰」もこのカテゴリーに区分されるそうです。
東北地方に行くと、東京電力福島第一原子力発電所の影響で「除染された土」があり、いまだに、撤去されず密閉された袋に除染した土壌が入れられ、「仮置き」されている光景をたまに見かけます。
除染作業により集められた土壌を一度に処理することは困難であるため、一時的に仮置きされ、順次処理されるとのことらしいですが、きっと持っていく場が、なかなかないのでしょう。
話を元に戻しますが、毎日新聞の報道は「北西の風」のような気がするのですが、真相はどうなんでしょうね。
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