2017年4月9日(ユナイテッド航空シカゴ発ケンタッキー州ルイビル行き3411便)の、すでに搭乗した乗客を結果として「引きずり降ろした」事件が、まだまだ騒動となっている。
その後のニュースでは、「航空会社側が要求する4人の搭乗辞退者」のうち「3人はOK」し、1人が拒否し、その拒否したひとりが「引きずり出された映像」が世界に衝撃を与えました。
この乗客は、ベトナム系アメリカ人医師のデビッド・ダオさん。
報道によると、鼻の骨を骨折し、前歯が2本折れ、脳震盪を起こしたという。
ダオ氏は、シカゴの著名な弁護士であるトーマス・ディミトリオ氏と契約し、ユナイテッド航空を提訴するそうです。
想像の世界ですが、アメリカは契約社会ですし、訴訟社会ですから、「他の乗客による動画」という証拠があり、仮に、搭乗が決まっていた乗客を降ろすことがユナイテッド航空の内規通りだったとしても、そのやり方が、航空警察局を使い非常に暴力的であったことから、ダオ氏に優秀な弁護士かついたこともあり、裁判はユナイテッド航空不利の結果になるのではないかと思います。
◆ダオ氏の仕事のスケジュールをつぶした(治療、入院含む)遺失利益
◆犯罪者のように引きずり降ろされるという肉体的かつ精神的苦痛に対する慰謝料
◆鼻の骨折、前歯の破損、脳震盪にかかる治療費
◆鼻の再建手術後の後遺症に対する補償
◆裁判費用
・・・・
シロウト的な視点でも、上記については、ダオ氏が勝ち得ることになるでしょう。
それにしても、航空業界は、今回の件を通じ「オーバーブッキング」について擁護する見方が多数のようで、それが報道されています。
要は、オーバーブッキングシステムは、キャンセルリスクを見込んで、航空運賃を下げるための手法であり、オーバーブッキングさせないのであれば、航空運賃にその分転嫁され高くなる、という主張です。
航空業界側からすれば、それはその通りなのでしょう。
しかし、動画が公開されて、これだけ消費者は世界的に「ひどいことだ」と考える以上「オーバーブッキング=強制的に過剰人員を降ろす」は「航空業界の常識であり世間の非常識」なわけです。
また「結果論」から言えば、円滑に4名の過剰人員を降機させられなかったのですから、発想としては「オーバーブッキングを正当化することなく反省するべき」なのです。
それと、今回のユナイテッド航空の件は、「一般的なオーバーブッキング」ではありません。
「航空会社の職員(パイロットなど)を到着地空港で勤務させる予定変更が生じたために、すでに搭乗が決まっていた乗客を降ろした」のが真相で、「過剰人員」には違いないですが、いわゆる「予約過剰」によるものではありません。
ユナイテッド航空のムニョスCEOは4月30日までに再発防止対策を発表するとしています。
どのような内容になるのか、注目したいですね。
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