2017年4月16日付のTBSテレビ「噂の東京マガジン」を見ていたら、「川崎市にある老朽化した所有者不明の橋」に関する問題を取り上げていました。
テレビを拝見しておおよその状況はわかりましたが、詳細を知りたくて、ネットで調べてみると、主に以下のことがわかりました。
◆所有者不明の橋は、川崎市高津区にある二ケ領用水にある橋
◆この橋は、人や車も通れるが、老朽化が進み、安全性を疑問視する意見がでている
◆市は橋の一部を柵で囲い、車両通行止めにした
◆「なくては困る」といった地域住民の声もあり、市は「今後、対応を検討する」としている
◆地域住民にとっては、この橋がなくなると近くのバス停に行くのに大回りしないといけない
◆橋の規模は、幅5.6メートル、長さ5.9メートルで鉄筋コンクリート造り
「噂の東京マガジン」の取材では、1975年の航空写真ではすでに橋の存在が確認できたそうです。
また、「おそらくこの人が所有者ではないか」という点まではわかったが、その人は亡くなっているそうです。
そして、この二ケ領用水(もともとは農業用水で多摩川から取水されている)には、鉄板を渡しただけのさらに古い橋が存在することも紹介していました。
河川法では、河川管理者に届け出をして許可をもらえば、橋を架けることができるそうです。
ただ、そうであれば、「不法に架けられた橋」でない限り「所有者」はもっとたやすく特定できそうなものですよね。
滋賀県では、橋の上で発生した物損事故を教訓に、県の約15%の地域で調査したところ、約700弱の「所有者不明の橋」が見つかったそうです。
想像ですが、川幅が何十メートルもあるような橋であれば、市や県や国がきちんと橋を管理していますが、用水路のような5~6メートルの橋であれば、鉄板を渡す程度の耕三であれば、日曜大工レベルで構築可能です。
きっと、地域住民にとっては、「あると便利」なので、「不法構造物」だったとしても使用しているうちに既成事実化して「なくてはならないもの」になったのでしょう。
橋に限らず、日本の人口が急増し、高度経済成長期に続々と建設されてきた下水道、上水道、ガス管、道路や橋など社会インフラは、老朽化問題が全国各地で叫ばれてきています。
月並みな感想ですが、これらの公共インフラについて、所有者がはっきりしないものも含めて、地域にとって必要不必要を判断して、スクラップアンドビルドを促進していかなければ、いつか事故が発生してしまうでしょう。
「住みやすい街づくり」という視点で、全国各地の行政の手腕に期待したいです。
それにしても、所有者不明の橋の調査をした滋賀県は当然かもしれませんが、さすがです。
減点主義の役所システムにおいて、計画外の調査は、担当者からしたら数年後には自分の責任でなくなることから、通常はしたがらないはずで、思考としては「先送りシステム」ですから、「あっぱれ」です。
問題は、この調査結果からどのように対策が打たれるかですが、滋賀県民は注視していくことが大事でしょう。
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