2017年4月14日付の千葉日報が、
(以下、引用)
「運転支援機能を搭載した日産のミニバン「セレナ」を試乗した客にブレーキを踏まないよう指示して事故を起こしたとして、県警交通捜査課と八千代署は14日、八千代市内の日産自動車販売店の店長男性(46)と同店の営業社員男性(28)を業務上過失傷害容疑で、試乗した客のトラック運転手男性(38)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、千葉地検に書類送検した。運転支援機能付き車両の公道での試乗事故は全国初。」
(引用、ここまで)
と報じていました。
要は、試乗車に同乗した営業社員が、日産セレナの特長である
◆高速道路での運転を支援する「同一車線自動運転技術」
◆危険を察知して自動でブレーキがかかる「エマージェンシーブレーキ」
の能力を過信と誤解していた事故だったわけです。
今回の事故で、
・販売店の店長男性(46)と試乗車に同乗した営業社員男性(28):業務上過失傷害容疑
・試乗した客のトラック運転手男性(38):自動車運転処罰法違反(過失傷害)
容疑が問われ書類送検されてしまったわけですが、個人的には、「試乗車に乗ったトラック運転手」は、ドライバーとして「自動運転機能は、あくまでも支援システムで限界があるもの。運転者が機能を理解すべきなのに、理解していなかった」ということで過失傷害が問われてしまいましたが、販売店の営業社員に「ブレーキをふくのを我慢してください」と言われれば、その通りにするわけで、「運転免許証を持ったドライバーの自己責任」とはいえ、少し同情してしまいます。
それにしても、営業社員は、なぜ、自社の系列メーカーである日産自動車が開発した自動運転支援機能をきちんと理解していなかったのだろうか。
日産自動車販売店のマニュアルでは、
・夜間・降雨時の試乗
・一般道でのクルーズコントロール機能の使用
を禁じていたのに、試乗した日は夜で雨が降り、しかも一般道であったという。
営業社員がマニュアルを理解していなかったのか、知っていたが時間的都合で夜に無理に試乗させてしまったのかはわからないが、この辺りを会社としては究明する必要がある。
営業社員の男性は、これまでの経験から、
「時速40キロの設定速度で進行すると停止車両を検知し自動停止する」
と認識していたようである。
実際、今までの試乗会ではそれでうまくいっていたのだろう。
報道によると、試乗会の日の条件は、「雨が降り、薄暗い夕方の一般道」だったために、「対向車の前照灯など道路環境や天候が重なり、自動ブレーキが作動しないまま追突した」というのが結論らしいです。
ただ、あくまでも個人的な感想ですが、この程度の環境条件で自動ブレーキが機能しないのであれば、運転機能のサポート率からすれば、現状のシステムは、10%にも満たないのではないだろうか。
現状の自動ブレーキシステムでは、「まだまだ、自分の運転技術にほぼ頼って運転するしかない」、というのが結論なのでしょうね。
肝に銘じたいと思います。
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