410日の深夜は、「浅田真央選手現役引退」をネットのニュースで知って「来るべき発表がとうとうなされたか」という思いでした。

(近い時期にこうなることを予想していたので、意外と冷静でした)

 

 

シロウト目線ですが、2014年のソチ五輪6位、世界選手権優勝後、1シーズン休養して、復帰した昨シーズンは、ジャパンオープンでフリー演技141点台を出し、GPシリーズ中国杯では優勝しましたが、今シーズンは、GPシリーズも調子が悪く、トリプルアクセルはプログラムに入っておらず、201612月の全日本選手権ではトリプルアクセルにチャレンジしましたが、2回とも失敗して、初出場以来最低の12位。

膝の調子も悪そうだし、細身だったからだもなんとなく丸みをおびて、気力が萎えちゃった気がする、と感じていました。

 

 

思い起こせば、2002年の12歳の頃にテレビで「天才少女現る」と報じられ、20042005シーズンの全日本選手権で2位、20042005シーズンのジュニアGPで優勝、全日本選手権で2位、ジュニア世界選手権で優勝し、20052006シーズンはシニアのGPシリーズに優勝し、緊張とは無縁で天真爛漫にぴょんぴょん飛ぶ姿に、「これで女子フィギュア界は10年は安泰」と思いました。

 

 

その後も、成績だけ見れば、

◆全日本選手権:2006200920112012が優勝

GPファイナル:20062007が銀、200820122013が金

◆世界選手権:2007が銀、2013が銅、200820102014が金

と活躍し、トータルの自己ベストは2014年世界選手権で記録していますが、元総理の森首相的発言になってしまいますが「絶対王者」という感じではなく、ショートかフリーのどちらかで「ふわっと抜けるジャンプのミスをする」選手でした。

 

 

あくまでも、真央選手のシロウトファン目線発言ですが、ジャンプの高さと思い切りのよい踏切り、つまりジャンプの安定感はジュニア時代の方があったなぁ、と思います。

もちろん、大人の女性になって、表現力やステップのうまさは格段に向上しましたが、ジャンプに限って言えば、ジャンプに入る前の演技全体のスピードは落ち、恐る恐るジャンプに入っているイメージで、着地後も回転不足を判定で取られるケースが多くなった気がします。

 

 

それにしても、浅田選手のブログを拝見しましたが、スポーツ選手が「気力がなくなりました」というのは、からだの故障よりも深刻で、もうアスリートとしては終了です。

http://mao-asada.jp/mao/

月並みですが、今シーズンの思うような演技ができない自分を振り返り、現役最終試合となった全日本選手権では、順位的にも経験したことのない12位と惨敗し、気持ちが切れてしまったのでしょう。

たぶん、佐藤コーチには全日本選手権終了後に「残りの今シーズンは休んで平昌五輪シーズンを目指そう」と言われたのでしょうけれど、「一度切れた気力にやる気が戻ることはなかった」のでしょう。

 

 

メディア情報によると、12日に都内で記者会見が開かれるようですし、今日11日には、テレビ朝日が19時から緊急スペシャル生放送「ありがとう!真央ちゃん」を放送するそうなので、これまでの軌跡を振り返り、真央選手から直接、引退までの心境を聞きたいと思います。

これだけ、万人に愛されたスケーターは、しばらく出現しないでしょうね。

これまで楽しませてくれて、ありがとう、浅田真央さん!

 

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