少し前に、知り合いの会社から「セミナー」に関する相談を受けました。

 

 

差しさわりもあるので、若干脚色しますが、聞くと、

・社長の指示で社長の有人のコンサルタントにセミナーを依頼することになり、見積をとった

・しかし、想像していたよりかなり高い

・仮にありがさんに依頼したらいくらになるか教えて欲しい

・金額が相当違うのなら、社長にかけあうことも可能

というような内容でした。

 

 

まず、そのコンサルタントさんの提示した金額をお聞きしました。

すると、確かに「金額だけ聞く」と高いように感じる額でした。

その会社が依頼したいセミナーの内容は、私は経験があったので、かなり安い金額を伝えると「それなら、社長に説明できます」といわれ、結果としては私が受注しました。

 

 

私は経験のある内容でしたから、少しだけ、その会社向けに以前作成した資料を改訂すれば、セミナーが実施できます。

ただ、セミナーの場合、「最初の1回目」が、相当大変なのです。

 

 

別の事例ですが、私があるセミナー(4日間)を実施することになりました。

本音を言えば「受けたくない仕事」でした。

その理由は、

◇テキストが「完全オリジナル」になること

◇そのセミナーは1回限りで、おそらく継続しないこと

◇類似したセミナーを実施する機会限りなくないこと

(つまりテキストが他に転用できる可能性がほとんどない)

です。

その発注元の「講師料の単価」は「定額」なのはわかっているので、「手間がかかる割に、恐らく集客も悪いだろうし、発注元のそのセミナー企画に対する並々ならぬ思いに呼応しただけで、“骨折り損のくたびれ儲け”になること」が必至だったからです。

 

 

オリジナルテキストとなると、まずは、資料集めです。

購入した書籍約20冊。金額的には、4万弱でした。

そこから、資料の書籍を読み込む日数が、のべ10日。

そして、テキストの作成、編集作業にまるまる3日。

その間に、別の仕事をすれば、4日間のセミナーでいただく講習料よりはるかに収入はあります。

 

 

話しを戻しますが、たぶん、セミナーの相談をしてきた会社がセミナーを依頼しようとした先生は、そのセミナーは「初めてだった」のでしょう。

初めてとなると、テキスト作りに時間も労力もかかるので、その「経費」を含めると、「見かけ上のセミナー時間」に対して、確かに割高になるでしょう。

 

 

自らの業務経験や知識を活用すれば、指導助言でき、報告書等アウトプットを要求されない仕事は、「1日の標準単価」で仕事ができますが、そうでない仕事は、「1日の標準単価に(まるまる全部ではないですが)経費がオンされている」ということになります。

つまり、セミナー業務は、類似のセミナー受注が大量に見込める場合でなければ、どうしても、業務単価が上がってしまいます。

繰り返しの仕事がたくさんほしいです(笑)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ523号より)

 

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