痛ましすぎる事故が2017年3月9日に東京の八王子市で発生しました。
各メディアの報道によると、
◇3月9日午後4時半ごろ、生後10カ月の安田翠ちゃんが祖父母の家で飼われている大型犬のゴールデンレトリバーに頭を1カ所かまれた
◇翠ちゃんは約2時間後に搬送先の病院で死亡した
◇警視庁によりますと、翠ちゃんは祖父母の家に預けられ、祖父母と3人でリビングで遊んでいた
◇犬は4歳の雄で、家の中で放し飼いにされていて、ハイハイをしていた翠ちゃんに突然、かみついた
ということのようです。
先日(2017年2月26日)も、犬ではありませんが、長野県小諸市で飼育されているメスライオンが飼育員にかみつき重傷を負う事故が発生しましたが、やはり、「動物は怖い」です。
ライオンの件に関しては、飼育員とは「顔見知り」ではあるが「餌をくれる人」ぐらいにしか認識していないそうで、機嫌が悪ければ、牙をむくのは当然だそうです。
「犬」に関しては、今回は「大型犬のレトリバー」ですが、小型犬も含めて、犬は「野生で生きることを止めて人間に飼われることで生きる道を見つけた動物」です。
つまり、ライオンやトラなど獰猛な野生動物と比較すれば、人間になついています。
しかし、それは、原則的には「飼い主に対して」限定の話です。
犬は、飼い主から嫌われれば「生きていくことができない」ことをわかっているから、飼い主には従順なわけです。
飼い主にとっては「かわいい」「うちの子に限って」という理解になるわけですから、「人に危害を与える」ということは多くの人が想像できないでしょう。
しかし、しょせん、「畜生」です。
個人的ですが、犬を自宅はもちろん、外でも放し飼いにすることは、私の中ではありえません。
以前、犬を放し飼いにしている友人の家に遊びに行き、友人がコンビニに買い物をしに行くというので、私は犬と家で待機していましたが、飼い主がいなくなった途端、私の何かが犬の機嫌を損ねたらしく、吠えるは、飛びついてくるは、と友人が帰宅するまで収拾がつかなくなった恐ろしい記憶があります。
それにしても、犬は不思議ですね。
私のまわりでは、伯母や現在WBCに出場している某投手の奥様は、「典型的な犬嫌い」でした。
しかし、子犬を飼ってみると、かわいくて犬が好きになり、以前だったら考えられない「自宅放し飼い」をしています。
私からしたら、「飼い主に捨てられたらおしまいだからなついているだけじゃん」と冷めた目で見ていますが、本人たちはそれが見えないんでしょう。
犬を飼うのであれば、「犬小屋を作り、お前は立場が違うのだ」とちゃんと人間と動物の区分けをすべての飼い主が理解しなければ、悲劇は、またいつか繰り返されるでしょう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ532号より)
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