2017年4月からNHKのニュース番組の顔が変わるという。
NHKのメインのニュース番組といえば、「おはよう日本」「ニュース7」「ニュース9」「ニュースチェック11」がある。
マスコミ各社の報道によると、おはよう日本の阿部渉アナ、ニュース7の武田真一アナ、ニュース9の河野憲治キャスターと鈴木奈穂子アナ、ニュースチェック11の有馬嘉男キャスターが3月の年度末で役目を終え「異動」するという。
現在報道されている情報だと、4月からは、おはよう日本には高瀬耕造アナ、ニュース7には鈴木奈穂子アナ、ニュース9には現在のニュースチェック11コンビの桑子アナと有馬キャスター、ニュースチェック11には、現在、大阪放送局で「ニュースほっと関西」を担当する青井実アナが担当することになるらしい。
また、ニュース7の土日祝日は、現在京都放送局の井上あさひアナが「東京放送センターに復帰」するという。
今回の移動は、おそらく、阿部アナと武田アナは、担当期間が長くなり若返りを図るためのものであろう。
この時間帯のニュースは、40代の現役バリバリ看板アナが担当していて、阿部氏も武田氏も50歳に突入だから次の世代の看板アナを育成をするために変更するのだろう。
話は少しそれますが、ニュース9の河野キャスターと鈴木アナの交代は「視聴率低下」が原因らしい。
このコンビが担当して2年と期間的には「続投してもおかしくない」が、ここ最近は、視聴率が10%を割っているという。
理由は、河野キャスターが「原稿を読んでいるだけで見解コメントが少なく、興味のある話題もアメリカの政治経済中心でつまらない」というものらしい。
確かに、ストレートニュースのおはよう日本やニュース7は、アナウンサーが自分の見解を述べるより、事実を淡々とわかりやすく伝えてもらったほうが視聴者的にも期待するところだ。
しかし、ニュース9は「キャスターの個性」がもっと出るべき部分で、ニュース原稿を淡々と読んでいるだけなら、新聞やネットニュースを見ても事足りる。
しかし、NHKのニュース9に代表されるような、「キャスターの個性がもっと出るべき報道番組で無難なコメントをすることによる視聴率低下」という現象は、NHKに限らず、民放各局も同じ問題に悩まされるのでしょうね。
というのも、安倍政権になって成立した安保関連法案などの報道について、NHKの大越健介氏(当時ニュース9キャスター)、テレビ朝日の古舘伊知郎氏(当時報道ステーションキャスター)、TBSの岸井成格氏(当時NEWS23キャスター)、NHKの国谷裕子氏(当時クローズアップ現代
キャスター)の報道姿勢や政府に対する対応について、官邸は快く捉えていなかった。
これらの「物申すキャスター陣」が一斉に降板したことで、「各放送局が官邸に配慮したのではないか」とも噂された。
その結果、これらの各番組の後任は「アクのない無難なコメントをするキャスター」になり、各番組の視聴率が落ちているといわれている。
放送局は許認可制であり、放送事業という組織体として放送法に基づいた政治的な公平性が求められることは言うまでもない。
しかし、各番組単位や番組内のいち出演者が現政権の政策に反する発言をしたから「公平性が損なわれている」と官邸が目くじらを立てるのは変な話だ。
また、政治家が、例えば自民党の勉強会で「マスコミを懲らしめるには広告収入がなくなるのが一番。経団連に働きかける」といった発言が出ることは、表現の自由や報道に自由を無視した政治的介入であり、「放送免許を取り上げるぞ!」という本音が裏に隠されていたとしたら、大問題である。
話を元に戻しますが、NHKは民放と違って「長寿番組」はあっても「長寿司会者やキャスター」はいない。
報道、情報番組なら、民放だと例えば「関口宏のサンデーモーニング」(TBS)、「ズームイン朝」(日本テレビ)、ニュースステーションや報道ステーション(テレビ朝日)、「とくダネ!」(フジテレビ)、レディス4(テレビ東京)などで、これらは同じ司会者が10年以上担当していた時期がある。
しかし、NHKの場合は、報道、情報番組ではないが「のど自慢」(1953年3月~)、「名曲アルバム」(1976年4月~)など長寿番組はたくさんあるし、視聴者の要望で長期間にわたって司会を担当する例は稀にあるが(例:のど自慢の宮田輝氏が16年、金子辰雄氏が16年半、宮川泰夫氏が12年という例はあるが、基本的には2~4年で交代している)世代交代がしっかりされている。
もちろん、NHKの場合は「局アナ」を起用するから「定年」があり、民放の場合はフリーのキャスターを起用するから「長寿司会者」が成立する側面はあるが、なんだかんだいって、NHKは人材の宝庫だ、と思いますね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ527号より)
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