2017113日付の時事通信が、

(以下引用)

「米著名投資家ジョージ・ソロス氏(86)が、昨年11月の米大統領選でトランプ氏が勝利して以降、大方の予想に反して大幅な株高となったことで10億ドル(約1100億円)近い損失を出した」

と報じていました。

 

 

ソロス氏は、ご存知のように、投資家、慈善家、哲学者、政治運動家、評論家などの肩書を持つ。

ブルームバーグの調査結果では、20158月時点で、個人の総資産が277億ドル(日本円で3兆円を超えていますね~)で、世界24番目のお金持ちだそうです。

 

 

記事では、今回の大損失の原因は、

◇アメリカ大統領選後に株価が下落すると予想し、投資戦略を計画

◇実際にはトランプ氏の経済政策に対する期待感から連日株価が高騰(トランプ相場)

◇昨年末までに多くの投資をやめたが、損失が膨らんだ

ということだから、さすがのソロス氏も「短期的には読み間違えた」ということでしょう。

 

 

しかし、資産が目減りしたといっても、額が大きすぎるので、少し身近にすれば「総資産が3000万としたら100万の損失」、「総資産が300万としたら10万の損失」だから、ソロス氏的には大したことはないのかもしれない。

また、長期的に見れば、ソロス氏ですから「予測が外れた場合の策」も打っているでしょうし、結果的にはトントンに持って行くのではないでしょうか。

つまり、「メディア的に見出しがインパクトのある記事」というだけかもしれません。

 

 

それにしても、トランプ氏は、今月20日の大統領就任式を前に、自動車会社を中心に「恫喝Twitter」をばらまいています。

彼の主張は、額面通り受け止めれば、「アメリカファースト」「反グローバリズム」「雇用創出」だから、選挙戦そのままで、ここ最近の「恫喝Twitter」は、今までの主張を繰り返しているのでブレていません。

私は、彼はビジネスマンですから、「意外にも上がりすぎたトランプ相場」を引き下げるのが「恫喝Twitterの狙い」ではないかと見ています。

トランプ政権の経済的な評価指標のひとつに「株価」がありますので、就任前はできるだけ下げておいて、就任後に上げていく」でないと、彼の評価になりません。

仮にそう考えても「恫喝Twitter」でしたら、なかなかやるなぁ、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ524号より)

 

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