2016113日付の東洋経済に「宅配ポストは疲労困憊する配達員を救うか」と題した記事を掲載していました。

 

 

記事によると、

EC(ネット販売)の隆盛で拡大の一途をたどる宅配便市場

2016年度の宅配便の個数は37.4億個と、この5年間で15%増えた

◆経済産業省によると、2010年に7.7兆円だったEC市場は2015年には13.8兆円(62%増)

◆宅配大手のヤマトホールディングスの今期の中間決算は、売上高7066億円(前年同期比3.3%増)、営業利益209億円(16.4%増)だった

だという。

 

 

しかし、ネット販売は小型物品の割合が多く、1個当たりの単価は低く、宅配業者は、ネット販売の荷物が増えれば増えるほど「忙しいけど儲かっていない」という状況のようですね。

 

 

私もネットで買い物をする機会が増えた人間ですが、私のような単身で、かつ、出張が多いが困るのは「荷物の受け取り」です。

逆に言えば、ネット通販利用者の悩みは、届けてくれる宅配業者の悩みでもあるわけです。

 

 

つまり、再配達コストが物凄いことになっているでしょうし、コスト以前に、ドライバーさんは疲労困憊でしょう。

 

 

その打開策として、コンビニでも受け取りシステムがあります。

このメリットは、宅配業者は、コンビニに届ければ業務完了ですし、利用者は、21時以降の受け取りもできます。

私も利用したことがありますが、確かに便利です。

 

 

最近増えた「受け取りシステム」は「宅配ロッカー」です。

私は利用したことはありませんが、主要駅やショッピングセンターに設置されていて、24時間受け取り可能なのだそうだ。

 

 

問題解決手法として「納期遅れは、品物を届けることを前提にしているから、品物を届けないという発送の転換がイノベーションになる」という考え方があります。

別の例でいえば「清掃は汚れるものを持ち込むから発生するので、汚れるものを持ち込ませない」という発送の転換です。

物流業界のイノベーションは、なかなか活発です。

 

 

話は逸れますが、それに比較して酷いのが、カード会社や携帯、ネットなどをはじめとした毎日利用するものが不具合になった時のサービスセンターです。

「営業時間は午前9時から午後5時まで、土日祝日はお休みさせていただいております」

という音声ガイダンスが流れると、

「忙しい人は問い合わせできる時間帯なんてないじゃん」

とひとり、つぶやいています(笑)

こちらの世界も、改善・改革して欲しいものです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ514号より)

 

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