昨年(2016年)にブレイクしたものは、いろいろあったが、個人的に印象深いひとつは「ピコ太郎のPPAP」である。
世界的な爆発ヒットした理由は、
◇世界的人気ミュージシャンのジャスティン・ビーバーがお気に入り動画として紹介したこと
◇日本語でなく世界的に通じる単純な英語の歌詞
◇ペン、アップル、パイナップルなどの「破裂音」(パッ、ピッ、プッ等)は耳に残りやすい
◇PPAPは1分に満たない楽曲で、動画で紹介しやすい
◇簡単な振り付けで「踊ってみた」「歌ってみた」「アレンジしてみた」等で紹介しやすい
などと言われている。
しかし、上記の法則に仮に合致した作品があったとしても、「ここまでの大ヒット(関連動画を含めて再生回数90億回)になるということはおそらくなく、そういう意味では「まぐれ当たり」でしょう。
ただ、まぐれであっても、この成功法則をなんとか生かせないかと考えると、おそらく、端的に結論を言えば、
「マーケットを国内以外に求め、通用するものを作り提供すること」
しかないんでしょうね。
今までの日本は、人口が右肩上がりで上昇し、1億2千万人もの人口があれば、日本というマーケットのみを視野に入れて成功できた。
ただ工業製品は、自動車、電化製品、衣類をはじめ、昔から国外にマーケットを求めてやってきたことである。
また、サービスの分野でも、漫画やアニメが翻訳され、成功している。
しかし、「お笑い」に関しては、その価値が「言語」に依存する部分が多く、手をつけられてきていなかった。
パントマイムの「が~まるちょば」さんや特殊ダンスユニットの「ワールドオーダー」が世界的には成功している先例があので、やはり、芸術系作品の場合の鍵は「英語」か「ノンバーバル」なんでしょうね。
話しはかわりますが、PPAPのように(一説には、ユーチューブにアップするまでの制作費は10万円足らずだったという)「お金をあまりかけずに成功する」ということでは、今年は、初版800部から関連図書累計で17万部のヒットにつながった「それからの三国志」(文芸社刊)の著者の内田重久氏(81)をあげたい。
内田氏は、60歳で会社を定年退職し、その後、75歳まで簡易裁判所で裁判官の補助などをする司法委員を務めていて、その仕事も退職した75歳から40代の頃から、執筆し、関連史料を古本屋で買い集めた「孔明の死後の約100年」を原稿用紙約700枚に書きまとめ出版に至ったという。
この成功は、
◇三国志という歴史ファンが多いが、解明されていない部分をテーマにした
◇仕事で培ったわかりやすい文章力
◇時代背景について、古書や専門家(東洋史学者の植村清二さんに2年指導を受けた)について正確に分析した
といった点が評価されたのだろう。
なかなかヒット作品を生み出すことは難しい時代であるが、「意外と手が付けられていないニッチな部分」を探してみたいと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ522号より)
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