ミーハーな話題ですが、20161221日のスポニチによると、「恋ダンス」が有名になったTBSのテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の最終回(11話)の平均視聴率が、20.8%(関東地区)になったという。

 

 

ちなみに、これまでの平均視聴率の推移は、

初回10.2%、第2話12.1%、第3話12.5%、第4話13.0%、第5話13.3%、第6話13.6%、D第7話13.6%、第8話16.1%、第9話16.9%、第10話17.1%(最終回は20.8%)

と最終回まで一度も数字を落とすことがなかったのだ。

 

 

うろ覚えであるが、ここ10年間で放送されたドラマで、初回から最終回まで数字を落とさなかった、つまり、右肩上がりし続けたドラマは、「逃げ恥」と、確か、同じくTBSドラマの「半沢直樹」の2作品のみのはずだ。

 

 

各回の平均視聴率では、「家政婦のミタ」のように最終回が脅威の40.0%というお化け番組や各シリーズとも確実に20%を超える「ドクターX」シリーズがあるが、右肩上がりし続けたということは、それだけ、ドラマのストーリーが進むにつれ、世間の関心が高くなったということである。

 

 

最近のドラマは、「相棒」や「ドクターX」のように「一話完結もの」が、数字が取れるといわれている。

しかし、逆に言えば、固定ファンの中には、「1回見逃してもいいや」と、その時に例えば、プロ野球の日本シリーズがあるとか、サッカーの代表選があるなど状況に応じては数字を落とす。

しかし、「逃げ恥」は、放送期間中にサッカーJリーグのチャンピオンシップがあり放送時間が遅くなった(第8話)にもかかわらず、数字を落とさなかった。

それだけ「リアルタイムで次のストーリーを見たい」という視聴者が膨れ上がっていったのだろう。

 

 

「逃げ恥」好調の要因は、ストーリー以外にも、「恋ダンス」という「恋するフォーチュンクッキー」や「PPAP」と同じように「自分も踊ってみたい」「動画に投稿してみたい」という人たちを生み出し、タイムシフト視聴率(要は録画)を含めた総合視聴率で、後半は、30%を超えていた。

もちろん、脚本も秀逸で、野木亜紀子氏がドラマの端々に情熱大陸や真田丸、東京フレンドパーク等のパロディを盛り込んだことも大きい。

ラブコメタッチの原作と脚本であるが、男女平等、同一労働同一賃金、共働き、晩婚化・・・など昭和的価値観が崩壊(というか変化あるいは進化)した今の時代背景と価値観を基にした社会派ラブコメディドラマという内容だったと思う。

 

 

私も、ついつい引き込まれてしまい、半分以上は、録画か見逃しサイトでの視聴となりましたが、全11話をすべて見ました。

「逃げ恥ロス」というほどの大喪失感は私にはありませんが、続編やスペシャル版の制作を期待したいです。

なんといっても、新垣結衣さんも石田ゆり子さんもかわいかったですから。

 

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