スマホで、外出先でも気軽に検索できるようになった。

それにともない「歩く辞書」、「人間辞書」といったような「物知り」の人の価値が以前より地盤沈下した気がする。

 

 

以前であれば、何人かで会話しているときに、みんなが忘れてしまったり、わからないことが出てきて、誰かが「○○じゃない?」と思い出せば「さすが、歩くハードディスクだね」と感心されたものだ。

しかし、今では、スマホで検索すれば、たいていのことは見つかるので、便利ではあるが、「物知り」が、すげー、と言われなくなったような気がする。

 

 

先日、30前後の友達と話しているときに、ふたりともど忘れしたことがあって、その友達がトイレに行っているときちょうど思い出し、トイレから戻ってきた友達に「さっきの××だよ」と伝えると「(スマホで)調べてくれたんですか?」といわれ、「いや、自力で思い出した」といったけど、表情を見ている限り、「トイレに行っている隙に検索したんだな」という雰囲気でした(笑)

この年代は、「忘れたこと、わからないことはネットで調べる」が基本ですからね~。

 

 

話しは少し逸れますが、これも最近の話ですが、JRに乗っていて、おそらく70台後半の女性が、女性のグリーンアテンダントさんに「天王洲アイルに行くには、品川で乗り換えて京急に乗ればいいんですか?」という質問をしていた。

アテンダントさんは、「ちょっと調べてきます」といったん乗務室に戻ったが、近くにいた私は「天王洲アイルは、京急ではいけないですよ。浜松町で乗り換えてモノレールに乗るのがベストです」と教えたかったが、黙っていました。

 

 

その後、アテンダントさんが、「天王洲アイルは京急にはなく、モノレールで行かれるのかいいので、浜松町で乗り換えてください」と説明に来た。

するとその女性は「Suicaでもモノレールは乗れますか?快速は天王洲アイルに停まりますか?」と続けて質問され、また、アテンダントさんは「調べてきます」と乗務室に戻っていかれました。

この70過ぎの女性が質問した3つの質問(天王洲アイルまでの乗り換え、モノレールのSuica利用、天王洲アイルに停まる列車)は、私はすぐに回答できましたが、「お口チャック」でシレっとしていました。

 

 

アテンダントさんは、「仕事」ですから、間違った情報を伝えてはいけないとの思いから、正確に調べてから回答するという対応を取ったと思います。

また、もしかしたらその質問をした女性は、時間がかかっても正確な情報を知りたかったのかもしれないから、私が横から口を出したら、不快に感じるかなぁ、そうなると、親切のつもりが逆に迷惑やトラブルになるよなぁ、という判断で黙っていました。

ひと昔前の私なら、躊躇なく「アテンダントさんに代わって説明」したと思いますが、「トラブルを恐れて黙っている」という行動は、かなり消極的だよな、と自分でも思いましたが、現代社会の対応は、これがベターなのかもしれません。

 

 

ちなみに、アテンダントさんは、何で調べてきたのかわかりませんが、ひとつ回答が間違っていました。

それは、「天王洲アイルに停まる列車」情報です。

アテンダントさんは、「モノレールには快速はありませんので、どの列車に乗っても大丈夫です」と答えていましたが、実際には、モノレールには「普通、区間快速、快速」の3パターンあり、快速に乗ってしまうと、天王洲アイルには、停まりません。

 

 

その後も、この質問をした女性は、隣に座った50代半ばぐらいの女性に「私は長崎出身で、市川には、確か、精霊流しの長崎出身の歌手がいたと思うけど、誰だっけ?」と話しかけ、その50代半ばの女性は、思い出せなくて「こうやって、誰だっけ?と考えるのが頭の活性化になりますよね」みたいな話をされていたので、近くにいた私は「さだまさしさんですよね」と茶々を入れたかったのですが、これも我慢しました。

 

 

ちょうど、私はスマホをいじっていたので、「検索して調べた」と思われるのもしゃくだったし、70代と50代の見ず知らずの女性同士の会話に突如割り込む精神力もなかったので。。。

 

 

話しはやや発散しますが、今の時代、見ず知らずの人の会話に割り込んだり、記憶だけも頼って話しをしても「すごい」とか「ありがたい」と感謝されるシーンは少なくなったのかなぁ、と感覚的には感じるこの頃です。

 

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