個人的には「秘かに危惧していたこと」が現実になってしまいそうだ。
それは、「さっぽろ雪まつり すすきの会場」の恒例の展示物である。
2016年12月16日付の北海道新聞によると、
◇「すすきのアイスワールド」の実行委員会は、氷の中を魚が泳いでいるように見える名物の展示「魚氷(さかなごおり)」を、2017年2月は取りやめる方針を固めた
◇2016年11月に北九州市のスペースワールドで魚を氷漬けにしたスケートリンクが「かわいそう」などと批判を浴びて閉鎖したことを受けて判断した
という。
スペースワールドの件は、まだ日が浅いので記憶されている方も多いと思うが、スケートリンクの下に魚を敷き詰めたリンクがマスメディアを中心にバッシングを受けた。
個人的には、テレビでスペースワールドのリンクを見たが、全く「悪趣味」とは感じなかった。
むしろ、その後、メディアで報じられたこのスペースワールドのスケートリンク製作にこめられた館長さんの想いや製作に携わったスタッフの苦労を耳にしたときは、「感動」さえ感じた。
スペースワールドの件に関しては、インタビューの仕方も「報道側の意図が丸見え」で嫌だった。
魚をふだん「切り身」でしかみたことがない現代っ子に「氷漬けの魚をどう思いますか?」と聞けば「気持ち悪い」と答えるのは当然だ。
このニュースを見た時に、すぐに思い浮かんだのが「さっぽろ雪まつりのすすきの会場の魚氷」の展示物である。
もしかしたら、次回の雪まつりでは、展示されないんじゃないかなぁ、と危惧していた。
私は、毎年、この「魚氷」の展示を見ているが、見物客には家族連れも多く「魚氷」の前で、多くの家族が記念写真撮影をしている。
またその表情もみんな笑顔である。
「すすきのアイスワールド」実行委員会は、「来場者が不快な思いをしないように」との配慮から中止の方針を固めたという。
個人的には、非常に残念だが、実行委員会の判断が「とりあえず次回(2017年2月)は様子を見よう」であれば、賢明な判断かもしれない。
確かに、11月のスペースワールドの件があって世間の記憶が新しいから、2月は、マスメディアによって取り上げられ、ネット住民も騒ぐことは間違いない。
これが、2018年であれば、仮に誰かが騒いでも、「昔から魚氷の展示はされていたし来場者からの苦情もないからいいんじゃない?」との雰囲気や空気が漂い騒ぎにはならないだろう。
雪まつりを見物するだけの「外野」としては非常に残念であるが、自分が実行委員だったら、今回と同じような判断をする可能性が高かっただろうなぁ、と思います。
※2016年12月16日付のニュースで、スペースワールドが2017年12月に閉演することが決まったという。
スケートリンクの「氷漬けの魚」が原因ではないと思うが、何とも残念である。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ520号より)
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