2016年12月7日付の朝日新聞デジタルによると、
(以下引用)
「良品計画は7日、無印良品で販売した乳幼児用パジャマから基準値を超えるホルムアルデヒドが検出されたとして、自主回収すると発表した。
対象商品は「オーガニックコットンフランネルお着替えパジャマ(ベビー・赤)」。
10月26日から今月5日までに全国で694枚を販売した。
宮崎市による抜き打ち検査で検出されたという。
原因は調査中。」
(引用ここまで)
と報じていました。
早速、良品計画のウェブサイトをチェックしてみました。
すると、12月7日付で、
「オーガニックコットンフランネルお着替えパジャマ(ベビー・赤)」回収についてのお詫びとお知らせ」
と題するお詫び文が掲載されていました。
http://ryohin-keikaku.jp/news/2016_1207.html
お詫び文に含めるべき基本要素である「社長限界でしょ」に当てはめて項目だけ確認すると、
◇謝罪→記述あり
ただし、「多大なご迷惑をかけた」との一文のみで、あっさりしている。
◇調査→記述あり
ただし、販売期間の明記と該当商品の品番のみで、あっさりしている。
ホルムアルデヒドが基準値を超えているのなら、使用した場合の一般的影響などの記述が
あっても良いのではないか
◇原因→原因は調査中との記述あり
今回の基準値オーバーは、自社で発見されたわけでなく、宮崎市の抜き打ち検査で見つかった
ものであり、ホルムアルデヒドの混入原因に加えて、なぜ、販売前に自社でチェックできなか
ったの原因も究明するべきであろう。
◇改善→原因が調査中のため、記述無し。
※「品質管理の徹底」「再発防止に取り組む」という一般的な記述はあり
◇処置、賠償→代金の返金についての記述あり
代金返金範囲が「商品のみ」なのか「郵送の場合は送料を含むのか」など不明。
また、肌荒れなど健康被害が出た場合等の対応は不明
といった感じでした。
この「お詫び文」に採点を仮に付けるとすれば、現時点では、及第点かもしれません。
ただ、上記にも記述しましたが、ホルムアルデヒドの混入経路、仕入調査方法、入荷後の自社検査方法については、どう考えても業務管理上の「ヌケ」があると思われ、改善が必要でしょう。
今後の良品計画の本件に関する「続報」に注目したい。
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