やや旧聞に属する話ですが。。。

2016916日に、抽選倍率が非常に高いことでしられる「東京マラソン」の一般エントリーの抽選結果が誤って送付されるミスが起きたことがニュースになっていました。

 

 

東京マラソンのウェブサイトでは、以下のようなお詫びの文面が掲載されています。

 

 

(以下、ウェブサイトから引用)

昨日(916日金曜日)、東京マラソン2017にお申込の方全員に電子メールにて抽選結果を通知させて頂いたところですが、結果の送信について、新システム移行におけるエラーが発生し、ONE TOKYOプレミアムメンバーの当選者のうち、約2,200名の方に落選メールを誤って通知しました。

対象となる皆さまには事務局より個別にメールにてお詫びとお知らせを行いました。なお、今後お電話にてお詫びのご連絡をいたします。

お申込み頂いた方、及び関係者の皆様には、多大なるご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。

(以下略)

(引用ここまで)

 

 

東京マラソンにほとんど関心のない方は、

「東京マラソンって、抽選倍率がめっちゃ高いんでしょ」

程度の知識しかないと思いますが、出場するためには、ざっくり8つの方法があります。

 

 

1)一般抽選にエントリーして当選する

2)プレミアムメンバーとしてエントリーして当選する
3)チャリティエントリーして出場する

4)招待選手として主催者から招待され出場する

5)エリート枠として出場する
6)東京マラソンと提携する大会等で好成績をおさめ準エリート枠として推薦され出場する

7)東京マラソンの出場枠を持つ大会で好成績あるいは抽選により出場する

8)東京マラソンのスポンサー企業枠として出場する

 

 

いわゆる、「ふつうの市民ランナー」が出場するためには、上記8つのパターンでは、1)、2)、3)で出場権を得るしか、事実上ないでしょう。

 

 

招待枠は、オリンピックや世界選手権出場レベルの超エリートですし、エリート枠も、該当基準を突破するタイムを持つランナー自体が、男女それぞれ全国で100人未満でしょう。

準エリート枠は、提携大会のある地域のレベルにもよりますが、こちらも、枠は「2000人」であり、単純に47都道府県(実際は提携大会のない県もありますが)で割ると、約43人ですから、市民ランナーのトップクラスでなければ、推薦されません。

 

 

「出場枠を持つ大会で抽選で当選する」も、例えば、ある大会の参加者が5000人いたとして、その中から抽選で12名の当選ですから、確率は宝くじレベルです。

スポンサー枠は、スポンサーとなっている大企業の社員や関係者であれば、別ですが、ふつうは無理でしょう。

 

 

1)~3)の出場について、すこし解説を加えると、

1)は、無料で抽選に参加できますが、抽選機会は1回です。

2)の場合は、年会費を4320円払って、プレミアムメンバーになります。すると、オトクなランニングイベントの開催情報が随時送られてくる&東京マラソンの抽選機会が最大3回になります。

「最大3回」とは、選考エントリーとして1回目の抽選があり、それに落選すると自動的に一般エントリーの抽選に移行し、2回目の抽選が一般抽選。そして、一般抽選に落選すると追加募集の抽選があるので、抽選機会が3回になるのです。

ただ、「オトクなランニングイベント情報が得られる」といっても、首都圏以外のプレミアムメンバーには、あまり参加機会が事実上ないイベントばかりで、口の悪い言い方をすれば、東京マラソン財団に、「単に4320円の年会費を搾取されているだけ」(やらずぼったくり)という感じです(苦笑)

3)は、いわゆる「寄付ランナー」でエントリー費以外に最低10万円を指定された団体の中から寄付先を選び寄付すれば、出場できます。(ただし、チャリティ枠は定員が3000人)

 

 

東京マラソン出場の仕組みは、ざっくり書くとこんな感じです。

冒頭の「誤送信」に話しを戻すと、2)の「プレミアムメンバー」で、「一般抽選に当選していた人」にも、システムトラブルで、「プレミアムメンバー全員に落選通知が送付されてしまった」ということなのです。

 

 

実は、この話には、続きがあります。

「プレミアムメンバー」で、かつ、「チャリティエントリー出場者」にも「一般エントリー落選通知」が「誤送信」されていたのです。

 

 

よくよく考えれば、ニュースになった「誤送信対象者」は「プレミアムメンバー」で、「プレミアムメンバーに一斉に落選通知が送付された」という不具合ですから、プレミアムメンバーですでにチャリティエントリーを一般抽選結果発表前に済ませていた人にも「誤送信」されるのは、当たり前なのですが、こちらは、ニュースにはならず、東京マラソン財団のウェブサイトで、お詫び文が掲載されてもいません。

(お詫び文は一般に公表されていませんが、チャリティエントリー出場者で一般エントリー落選通知が届いた人には、主催者よりひとりひとりにお詫びの電話がされている)

 

 

個人的な興味としては「先行エントリー(プレミアムメンバーが対象)で当選した人にも一般抽選結果の落選通知が送られたのだろうか?」です。

東京マラソンの事務局によれば、「誤送信通知」の原因は、「新システムへの移行トラブル」とのことです。

つまり、一般エントリーとプレミアムメンバーのシステムがうまく統合(同期)していないようで、情報が連動していないようなのです。

そう考えると、プレミアムメンバーに対しては、「先行エントリー当選者」にも「一般エントリー落選通知」が誤送信されている可能性も、もしかしたらあるのかな?と思います。(おそらく、問題ないと思いますが)

 

 

なお、現状、プレミアムメンバーがログインできる東京マラソン財団のウェブページでの大会履歴には、2017年大会の状態(先行エントリー落選、一般抽選落選、追加抽選待ち、チャリティエントリー完了など)が表示されません。

高い年会費を取っているのだから、システムトラブルは仕方がないにしても、早く復旧させてほしいし、「東京都の豊洲市場問題」ではないですが、報道された誤送信だけでなく、その他のミスについてもきちんとウェブサイトで一般公開するべきです。

 

 

まさか、「天下り役職員の人件費」に会費の大半は使われ、適切な会員運営がされるべき予算になっていない(要は適切な情報システム構築とメンテナンス費に予算投入されていない)のではないかと勘繰りたくなりますね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ509号より)

 

 

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