大型書店に、不定期ですが、年に何度か立ち寄る。
その理由は、講習会やセミナーなどの資料作り用に情報を入手するためです。
もちろん、個人的に「本が好き」ということもあり、仕事以外の本も「まとめ買い」することがありますが、資料作り用に本を買いに行くときは、実際に使用するページは、購入した本の中の1~2ページであっても買います。
資料を作っているときに、立ち読みして購入する本を選別しているのですが、「あの資料が入った本が見当たらないけど、買い忘れたのかな?」となると、ショックが大きいので、1冊が万単位の辞典や古書でもないかぎり、気になった本は、どんどん買い物かごに入れています。
先日、「とりあえず資料用に」と思って買った本で、大量に「買っただけ」の状態の本があったので整理していると、「経営の神様」といわれる松下幸之助氏が、40年前の昭和50年に初版を出版された「指導者の条件」(PHP)という本があった。
この本では、「指導者の心得102か条」として102事例に松下氏が感想を加える形式でまとめられています。
「まえがき」で、松下氏は、
(以下、まえがきより引用)
・・・
結局、組織の運営がうまくいくかいかないかは、ある意味ではその指導者一人にかかっているともいえましょう。
その責任は、すべての指導者一人にあるといってもいいと思うのです。
だから、組織の大小を問わず、指導者の立場にある人は、そうした自分の重大さを認識し、自分のあり方について、たえず反省、検討しなくてはならないと思います。
・・・
(引用ここまで)
と言っています。
読んでいくと、個人的にも、なるほど、と思ったり、うーん、と考えさせられたりする事例満載です。
事例の中のひとつに、
「過当競争を排す」
というものがあります。
松下氏は、
「適正な競争、ルールに則った競争は進歩を生み、向上をもたらす。しかし、ルールを無視し、力で相手を倒そうとするような競争は、これは過当競争である。国と国とが過当競争すれば戦争になり、企業同士の過当競争は、中小企業の倒産を招来する。そのように過当競争は相手を傷つけ、さらには社会全体、世界全体を混乱させ、そのことがやがては自らも傷つけることになるのである」
と説いています。
つまり、指導者は、
「自他相愛、共存共栄の精神を持たなくてはならない」
というのです。
あらためて考えさせられる事例が多いので、折に触れて、これらの事例に私なりの気づきや感想を含めて紹介していきたいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ467号より)
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