201698日付のサイゾーによると、

(以下引用)

201692日に、米食品医薬品局(FDA)が19種類の殺菌剤を含有する石鹸などの販売を禁止すると発表し、衝撃を与えている。

これらの殺菌剤を含む石鹸は、通常の石鹸と比べて優れた殺菌効果があるとはいえず、かえって免疫系に悪影響を及ぼすおそれがあると警鐘を鳴らしている。」

と報じていました。

 

 

記事によると、

◇殺菌剤のうちトリクロサンとトリクロカルバンは、日本で殺菌作用をうたう石鹸、ハンドソープ、ボディソープ、歯磨き粉などに広く使用されている

 

 

◇防腐剤・抗菌剤・消臭剤として、化粧水やクレンジング剤、美容液、フェイスクリーム、日焼け止めといった化粧品類にも添加されている

 

 

◇以前からトリクロサンは危険性が指摘されていた

 

 

2013年にはFDAがトリクロサンを含む石鹸などを製造する企業に対し、抗菌石鹸の病気予防や感染抑制効果が、普通の石鹸よりも勝ることを実証するよう要求している

 

 

◇トリクロサンやトリクロカルバンは環境ホルモン作用が指摘され、内分泌かく乱作用や筋収縮異常との関連が懸念されている

 

 

◇トリクロサンやトリクロカルバンは、動物実験では肝硬変や肝細胞がんの発症リスクが高まることが判明している

 

 

ということだから、多くの日本人が「気にしないといけないニュース」である。

 

 

人体に取り込まれる危険物質としては、食品添加物が真っ先に頭に浮かびますが、せっけんや歯磨き粉、日焼け止めも、皮膚を通して体内に取り込まれるわけだから恐ろしいです。

 

 

早速、自宅にストックしていたCMでもおなじみの「薬用石鹸○○」の成分をチェックしてみると、トリクロサンが入っていました。

私は、几帳面そうに見えるし、仕事柄、衛生管理が徹底された工場に立ち入ることもありますが、日常生活では、このあたりの感覚はずぼらで、抗菌作用をうたった製品には、あまり関心がありません。

 

 

電車のつり革がさわれない、外出してきたくしたら消毒液で手を満遍なく洗浄する、ランチ後は歯磨きやマウスウォッシュを欠かさずする、・・・といったことは、性格だし、ひとそれぞれだから気持ちがわかるという点では理解できますが、私自身は、基本、「日本人は潔癖症過ぎるよ」と思っている部分があり、昼食後の歯磨きは、うがいレベルしかしませんし、日常の手洗いも水でよく洗いはしますが、洗剤は、お風呂に入った時ぐらいであまり使いません。

 

 

科学的な会話では全くないですが、人間がもともともっている免疫系にこれらの殺菌剤に悪影響があるとするならば、ゆゆしき問題です。

ビジネスなど業務面では「過度すぎるぐらいの衛生管理の徹底」が現在のトレンドだし、世間の常識的な要求と化していますが、日常生活において、「潔癖性すぎる」といわれる日本人の意識に一石を投じるFDAの発表となるい違いない。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ506号より)

 

 

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