多くの人に感動を与えてくれたリオデジャネイロ五輪が、日本時間の8月22日に閉会式を迎え、閉幕しました。
月並みですが、4年ごとに毎回感じますが、五輪の開催時期と高校野球の時期が、殆ど一緒なので、五輪と高校野球が終わると、一気に空虚な気持ちになります。
当たり前かもしれませんが、リオ五輪は、数字の上でも、過去最多のメダル獲得(41個。これまでの最多は、ロンドン五輪の38個)しましたし、体操男子団体、体操男子個人総合、レスリング女子、バドミントンダブルス女子など「逆転による金メダル」も多かったので、余計に感動した気がします。
大会前から金メダルが期待されていた競泳の400m個人メドレーの萩野選手や200m平泳ぎの金藤選手は、順当に金メダルを獲得し、よくよく考えれば「前評判が高かった種目が結果としては横綱相撲で金メダルを獲得するのはすごいこと」とわかっていても、「感動」や「衝撃」の大きさで捉えると「逆転勝ちで金メダル」というのは、心揺さぶられる度合いが格段に違うなぁ、と思います。
私は、水泳の金藤選手のファンだから、彼女の金メダル獲得は、一生、心に深く刻まれたオリンピック史上の金メダルのひとつ、としてしっかり頭や胸に刻まれましたが、一般的には、内村選手の0.099点差での逆転金メダルは、誰もが覚えていても、数年すると「金藤選手って金メダルをとったんだっけ?」という寂しい状態になるのでしょうね。
実際、冬の五輪の金メダルですが、長野五輪でのジャンプ団体、トリノ五輪でのフィギュア女子の荒川静香さんは、いずれも「逆転の金メダル」でしたから、多くの国民の記憶に刻まれていますが、4年前のロンドン五輪のレスリング男子の米須選手の金メダルは、殆どの人が覚えていないのではないでしょうか。
さて、全般的には、「とりこぼした競技もあったけど、選手はみんな頑張ってくれた、ありがとう」というまとめになってしまいますが、個人的な思い入れとしては、やはり、マラソン男子、女子の「入賞ゼロ」は、かなり寂しい結果でした。
現状は、
◇日本のマラソン界は、選手が所属する実業団や大学がそれぞれ強化を行っている
◇日本陸上競技連盟が主導的に強化を図るシステムになっていない
◇陸連の麻場一徳強化委員長は「ノウハウを共有して結集し、チームジャパンとして戦うことが日本的な戦い方だ」と現状を変える必要性を強調
ということなので、今後に期待、となりますが、そもそも論として、考えるべきことがあると思います。
ソウル五輪、バルセロナ五輪で、いずれも4位に入賞した中山竹通氏もそうおっしゃっていますが、「マラソンは本来、冬の競技であること」という認識を私たちは強く認識し、
◆代表選考方法を変えること
◆オリンピックのマラソンは番外編と考えること
の2つが重要なのかもしれません。
まず、現状、代表選考は、夏に開催される五輪前年の世界陸上の結果は考慮していますが、基本的には、男子は、12月の福岡国際、2月の東京、3月のびわ湖毎日、女子は11月のさいたま国際、1月の大阪国際女子、3月の名古屋ウィメンズが選考会ですが、いずれも冬です。
これでは、「夏のマラソンに強い選手は選抜されるわけがない」です。
したがって、例えば、ナショナルチームを作って、陸連が一丸となって強化策を取るにしても、夏場にマラソン大会を開催し、そこで上位に入った選手(候補者10名程度)を「五輪マラソン指定強化選手」として選抜し、所属の垣根を超えて、原則、夏のマラソンで結果を出すことだけに焦点をあてた練習メニューを組んで、取り組むべきでしょう。
東京五輪までは、4年しかありませんから、まずは、夏に開催される来年の世界陸上と8月の北海道マラソンの上位者をナショナルチームとして選抜し、夏のマラソンで結果を出すための体制作りが必要でしょう。
そのためには、ランアー本人と実業団の理解も得なければ、もちろん、成り立ちませんが。
ただ、スポンサーの絡みなどで、「代表選考レースは冬にしか開催できない」というのであれば、そもそも「夏のマラソン代表を冬のレース結果で決めている」という矛盾があることを強く認識し、「世界陸上や五輪は、番外編」として、その結果には一喜一憂しないという割り切った姿勢が、日本人には必要なのかもしれないですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ504号より)
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