2016825日付の朝日新聞によると、

「鶴岡市で20日夜に開かれた赤川花火大会で、花火の殻や燃えかすが観客席などに落ち、約10人がけがをして会場で手当てを受けたことを、主催した実行委員会(事務局・鶴岡青年会議所)が明らかにした。やけどのほか、落ちてきた殻が当たって頭の骨を折るけがをした人もいたという」

(引用ここまで)

と報じていました。

 

 

記事によると、

◆打ち上げ場所と観客席は約300メートル離れている

◆風速10メートル以上で中止する基準を定めている

◆当日の風速は、3〜5メートルだった

◆当日は、観客席方向に風が吹き、燃えかすが観客席などに次々と落下した

◆約1キロ離れた住宅街にも落ちた

◆午後8時前には観客席近くの草むらが燃え、待機していた消防署員が消し止める騒ぎもあった

という。

 

 

この「赤川花火大会」は、全国の花火師の競技会を兼ねた大会で有名で、テレビでも何度か取り上げられていて、私は「一度は行ってみたいなぁ」と思いつつ、いまだ実現していない。

報道だと、約12千発を打上げ、約30万人の観客が居たというから、大賑わいだったのでしょう。

 

 

これだけ、大規模な花火大会だと、安全基準や打ち上げ基準は決まっており、経験則として、N膳に対するノウハウも管理あったと思うから、シロウト的に、中止の判断基準や打ち上げできる風速も数字を見れば妥当な気がする。

 

 

しかし、風速の測定場所は、おそらく地上であったでしょうから、花火が上がる上空の風速と地上では、相当の差があったのではないかと思います。

 

 

花火大会の事務局は、「運営基準を見直したい」とおっしゃっていますが、今回の件に関しては、運営基準の見直しや妥当性確認も当然必要ですが、風速をどこで測るか、という部分も考慮に入れないと、「実際は開催しても安全なのに中止になった」という有効性のない運営基準になってしまう気がする。

 

 

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