心理カウンセラーのラッキーさんと言う方のコラムで、「人を褒める効果は6つある」と書いてありました。
6つとは、
(以下、コラムから引用抜粋)
1)褒め上手はモテる(特に日本では)
⇒日本国内では、「褒められたい人」と「褒める人」の、需要と供給のバランスが崩れていて、「褒め上手な人」に希少価値がある
2)褒め上手に人が集まる
⇒良い評価をする人…、つまり、褒めてくれる人のことがみんな大好き。
褒め上手の周りには、人が集まります。
銀座のクラブのママは、太った客には「さすが、貫録があるわ」とほめ、やせた人には「引き締まっていて渋いわ」と言うらしい。
3)褒めれば家庭円満、けなせば離婚
⇒ひとつ屋根の下で暮らしていれば、ついつい「相手の欠点」が目に付いてしまうものです。
しかし、仲のいい夫婦は、それを口にしない。
それよりも長所を探して、そこを褒めていきます。
その努力が、夫婦円満・家庭円満につながっている。
4)褒めれば相手が変わる
⇒褒めれば、他人を変えることができるのです。
たとえば、いつも威張っているいじめっ子に、「きみはリーダーシップがあるね!」と褒め続けていれば、その子は「単なるいじめっ子」から「正義感の強い親分肌」へと変わっていきます。
5)相手に自信とやる気を与える
⇒現代では「子どもや部下は、褒めて育てろ」というのが常識。
経験的にも、科学的にも、「褒めること」の素晴らしさが分かってきたのです。
褒めて育てると、まず「自信」が高まります。
自信が高まれば、「やる気」が湧いてきます。
6)褒められると警戒心がほどける
⇒人間にも、動物にも、「自己防衛本能」というものがあります。身を守るための本能です。
だから、他人に対して、常に警戒心を抱いています。
その警戒心をほぐしてくれるのが、「褒める」という行為です。
褒めることは、「あなたを好きですよ」というメッセージ。
褒めることで、相手は警戒心を解き、人間関係がスムーズになります。
(引用抜粋ここまで)
上記に挙げた6つは、確かにその通りであると思いあたるところが多々あります。
「経営の神様」といわれた松下幸之助翁もベストセラー「指導者の条件」で、
『・・・やはり人間だれでもほめられればうれしい。自分の働きが人に認められないほど寂しいことはないと思う。褒められればうれしくもあり自信もつく。今度はもっと成果を上げてやろうと意欲も起こって、成長への励みともなる』
とおっしゃっています。
先日、ある深夜に放送されているバラエティ番組を見ていたら、外国人妻が日本人夫のダメなところを愚痴るような企画があった。
そこでも「なぜ、日本人の男性は、奥さんを褒めないのか?」という愚痴が出ていた。
「日本人は褒めるのが下手」
「日本人は欠点を指摘するばかりでいいところを褒めない」
とはよく言われる話である。
私なりの解釈では、国民性として脈々と培われてきたものであり、「上手く人を褒めたいな」と思っていても、習慣として身に付いていないので、なかなか上手くできない。
だから、「そこは、多少は考慮して大目に見てあげようよ」と自分のことは棚に上げて思う次第です。
ただ、「褒めない(少ない)」理由には、「相手の向上心をストップさせたくない」「これでOKと勘違いされたくない」という心理が働いているのではないかと思う。
例えば、私の友人で、奥さんが作った手料理を褒めたら、「そればっかり作って困る」「ホントはもっと濃い味が好きだけど、味付けを工夫してくれない」と言っていた。
冒頭に挙げた心理カウンセラーのラッキーさんの「6つの効果」では、「 褒めることによって自信とやる気を与える」とあり、確かにそういった面もあるが、過去の成功体験に甘んじて「これさえ作っておけば喜んでもらえる」と勘違いされたくないから、「過度に褒めない」と思うのだ。
よく、奥さま方が「だれだれさんの旦那さんは、この間も、出した手料理を美味しい美味しいって褒めてくれたけど、うちの旦那は褒めない」という話をよく聞く。
実際、私も、友人のお宅にお邪魔した時に友人の奥さんが作ってくれた手料理はかなり褒めるから、あとで、友人から「お前が褒めるから、うちの奥さん、お前のことをいい人だってめっちゃ喜んでいたよ」とひがまれることもしばしばある(笑)
けれども、これは、たまーにお邪魔していただく手料理だから、褒めることができるわけで、毎日手料理を食べる友人が同じように褒めたら、「これでOK」と思われてしまうリスクがあり、褒めるのを躊躇する心理が働くのだと思う。
私はコンサルタントなので、指導やアドバイスをする機会があるが、若いころは「指摘一辺倒」で、歳を重ねるにつれて「褒めて、おだてて、少しけなして」とスタイルが変わってきた。
それは、人間として、丸みを帯びてきたという面もあるが、指摘一辺倒だと「理屈では、指摘が間違っていなくても、気持ちとしてなんとなく従えない」という心理が働くことに気づいたからだ。
かといって、常に褒めまくると、その瞬間やそれ以降の人間関係はよくなるが、それに慣れてしまって、「これで大丈夫」との思い込みや工夫や改善をおろそかにする傾向が見られてきた。
そこで、「褒めて、おだてて、少しけなして」というスタイルに変化させていった。
失敗や過ちに対して叱るのはもちろん、改善の余地がある部分については、それを「気づかせるよう」褒めるだけでなく、うまくけなす(指摘する)ことも、真の信頼関係構築と向上心アップにつながる方法だと思う。
「褒める」一辺倒では、工夫や向上心をさまたげ、自信を間違って認識させ、相手のためにならないし、相手の能力はここまで、とある意味あきらめて(割り切って)、良好な関係作りだけを優先している行為であると、褒められている側も認識した方がいいと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ476号より)
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