「これぞ五輪精神」と称賛されたリオ五輪女子5000メートル予選(8月16日)。
ご存知の方も多いと思いますが、このレースでは、 レース中盤で、選手同士がもつれて、アメリカ代表のダゴスティノ選手とニュージーランド代表のハンブリン選手が転倒した。
私は、テレビでこの様子を見ていましたが、先に起きあがったダゴスティノ選手がハンブリン選手に「立って。ゴールに向かおう」と声をかけ、その後、2人は手を貸しあいながら予選最下位と最下位から2番目でゴールした。
予選は2組あり、5着プラス5だったので、当然2人は落選。
しかし、救済措置で、決勝に二人とも進出したそうです。
ただ、テレビで見ている範囲では、大したケガではないと思っていましたが、ダゴスティノ選手は、右膝は前十字靱帯断裂の重傷で、19日に開催される決勝は欠場がきまった。
この「転倒した者同士が助け合うシーン」は、心温まる風景で、この救済措置判断にに基本的には異議はありません。
ただ、陸上競技の救済措置の考え方は、競技役員の判断次第といえども、明らかな走路妨害などが無い限り、「救済なし」にしなければ、リスクを回避しながら走った他の選手に対して不公平な感じがする。
今回のリオ五輪の場合、女子400mリレーのアメリカチームがブラジルチームと接触してバトンを落とし救済された。
また、男子110mハードルの予選でも雨が降っている間と止んだ後で条件が違い過ぎるとして、競技のやり直しがあった。
後者の場合は、仕方がないと思うが、後者のケースは賛否が分かれる気がします。
話は全く変わりますが、1996年のアトランタ五輪以降続いている「日本選手団の主将になると金メダルが取れない」の悪いジンクスが、今回も継続してしまいました。
1996年五輪以降の主将は、
◇1996年 アトランタ五輪 谷口浩美選手(マラソン)
◇2000年 シドニー五輪 杉浦正則選手(野球)
◇2004年 アテネ五輪 井上康生選手(柔道)
◇2008年 北京五輪 鈴木佳治選手(柔道)
◇2012年 ロンドン五輪 村上幸史選手(やり投げ)
◇2016年 リオデジャネイロ五輪 吉田沙保里選手(柔道)
です。
2020年東京五輪の主将に悪いジンクスを打ち破ってもらいたいですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ503号より)
追記:
8月19日にレンジャーズのダルビッシュ有投手更新したツイッターによると、吉田選手の五輪4連覇を阻止したアメリカの新鋭ヘレン・マルーリス選手は、レスリング元世界女王(1999、2000、2001、2003年)の山本聖子さんの元教え子だったそうですね。
山本聖子さんといえば、最近はダルビッシュ投手との交際が報じられていますが、総合格闘技の山本KID徳郁選手のお姉さまで、聖子さんのお姉さんの美憂さんとともにお父さまの郁榮さんを含めレスリング一家で有名だ。
吉田選手が最初に出場したアテネ五輪の代表選考会では、山本聖子さんと熾烈な代表争いを演じていて、当時のメディアは、ネームバリューのある山本聖子さんをどちらかというとふたりの代表争いに関しては多く取り上げていた気がする。
変な話、アテネ五輪(2004年)の前のシドニー五輪(2000年)から女子レスリングが採用されていたら、間違いなく聖子さんが日本代表で出場し、恐らく金メダルを獲得していたであろう。
そんな聖子さんが吉田選手を破ったマルーリス選手の元コーチだったとは。
これも因縁ですね。
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