NHKの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)で現在放映中の「とと姉ちゃん」が相変わらず好調だという。

1回の放送から視聴率は20%を超え、77日放送(82回)で初めて19.4%20%を割ったそうであるが、その日以外は、22%23%をキープしているそうで、絶好調が止まらない状態だ。

 

 

絶好調理由は、

◇ストーリーの展開が早い

◇キャスティングがよい

◇脚本の質が高い

◇俳優陣の演技力が高い

◇宇多田ヒカル復帰作が主題歌として使用されている

などと言われているが、きっと、どれもが複合的にうまく作用しているのだろう。

 

 

実際、脚本は、芸人出身で学習院大学卒の西田征史氏(1975年生まれ。今年で41歳)が担当しているが、時代考証を含め、主人公や主人公をとりまく人物には「暮らしの手帖の創業者である大橋鎭子氏とその関係者」とモデルはあるものの、よく調べられていると思う。

ちなみに、西田氏は、嵐の大野智氏や女優の杏氏の代表作ともなった「妖怪人間ベム」の全話の脚本も担当している。

 

 

番組は、後半戦に入り、いよいよ「出版社編」となり、名物編集長「花森安治」をモデルにした「花山伊佐次」役の唐沢寿明氏が、「純ちゃんの応援歌」(唐沢氏の奥さまの山口智子主演)以来28年ぶりに朝ドラに登場ということでさらに話題になっている。

 

 

2次世界大戦が終わり、当時の人々のさまざまな想いが描かれているが、印象的なのが、

「活字は人を幸せにするが不幸にもする」

というようなくだりである。

 

 

戦時中、国家は、国民に対して、

「爆弾は危ないが、焼夷弾は危なくない。バケツで火が消せる」

と信じ込ませてきた。

実際は、焼夷弾も爆弾同様で怖く危険なものに変わりないが、そう信じ込ませなければ、町中が火の海になってしまうので、国民の安全より、消火や鎮火活動を優先させるために思いこませたのである。

今の時代であれば、言論の自由は確保されているし(政府によるメディア規制が危ぶまれる時代にはなったが)、ネットに情報は散乱しているから、何が真実か知ろうとすれば、昔に比べ容易に知ることができる。

 

 

しかし、戦時中は、地上戦に備えて竹槍訓練をさせられ、焼夷弾による消火訓練としてバケツリレーの訓練が熱心に何度も繰り返されたが、今の時代の人が客観的に見れば、

「なんという無意味なことを必死にやっていたのだろう」

である。

 

 

「バケツリレー」に関しては、今の時代で考えると、

「緊急事態の想定と想定された緊急事態に対する対応手順のテスト」

である。

この概念で「バケツリレー」を捉えると、

「妥当性のない対応手順を必死に訓練していた無駄な活動」

と考えることができる。

要は、「手順の訓練と手順の妥当性確認を目的としたテスト」は、全く目的も意味も違うのである。

 

 

当時、仮に

「対応手順の適切性、妥当性をテスト」

していれば、対応手順が適切でないことは一目瞭然である。

(もちろん、当時、そんなことがわかっていても、口に出せば非国民扱いされたから、黙っていただろうけれど)

 

 

ドラマでは、100万部近い発行部数を誇り、一世風靡したお化け雑誌「暮らしの手帖」は「あなたの暮らし」という雑誌として描かれている。

ストーブをはじめ家電製品の性能を「商品テスト」し、国民生活センターや製品評価技術基盤機構並のテストを雑誌社がしていたのである。

(商品テストの独立性、公平性、信頼性を確保するために雑誌広告は基本的になかったという)

今後、どのように描かれ「国民に役に立つ雑誌」として成長していくのか、楽しみにしたい。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ498号より)

 

 

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