2016年7月10日に投開票のあった参議院選挙が終わった。
結果的には、自民・公明・維新の3党で75議席を獲得し、非改選の議員と合わせた改憲勢力で改正案の提出に必要な3分の2議席を確保したという。
現役閣僚の岩城法務相と島尻沖縄北方担当相のふたりが落選し、ニュース的には話題になっているが、おふたりとも1人区で、対抗馬に野党統一候補が立っているから、下馬評の段階で、当選はきびしいともっぱらだったので、この結果には、あまり驚きはない。
ざっくり感想であるが、今回の参議院選挙は、与党にも野党にも風が吹かない選挙だったなぁ、と思う。
選挙戦期間に入り、報道が制限されるのは当然ではあるが、それにしても、連日、ニュースは、14日告示の都知事選ばかりで、参院戦については、全国放送だけでなく、地方のローカルニュースでもあまり取り上げられなかった気がする。
なお、推定投票率は53.50%前後で3年前の参院選選挙を上回ったが、過去4番目に低い投票率とのことで、争点がない選挙で、しらけというか悟りというか、関心がイマイチで、誰が当選しても、どこの党が票を伸ばしてもあまり関係ない、というムードが国民に広がっていたのかもしれません。
改憲問題についても、以前なら、与党支持層でも「反対」意見が強かったと思いますが、これだけ周辺諸国の脅威が強まり、世界で日本人がテロの標的にされるようになると、憲法9条堅持の感覚は、若い世代には薄くなってきているのかもしれない。
アベノミクスについても、現状の結果は、明らかに失敗ですが、そうかといって、強力な代案政策があるわけでもなく、このあたりも、与党にも野党にも風がっ吹かなかった理由だと思う。
また、野党共闘は、これも、一定の成果は出しましたが、共産党アレルギーは、相当あって、共産党支持層の票数は確保できても、元来、民進党に投票されていた票は、自民党やおおさか維新に流れたようにも思う。
それから、びっくりしたのが、参院戦の比例代表の制度を多くの国民が知らないことです。
比例区の当選は、政党名あるいは政党所属で名簿登載の立候補者名の総数が、政党獲得票となり、当選順位は、個人の得票順となりますが、それを理解していない国民が多かったようです。
私は、ある党を推していても、名簿を見れば、当選してもらいたいなぁ、という人に通ってもらいたいから、選挙区選挙も比例区も「個人名」での投票でしたが、意外と「比例の当選は名簿ですでに決まっている」と間違った理解をしていた人が多かったようです。
さて、ニュースの話題は、また都知事選に戻ると思いますが、与党も野党もどの候補を推すことになるのか、注目してみたい。
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