2016年6月21日に、法相や総務相を歴任した鳩山邦夫氏が67歳という若さで亡くなった。
死因は、「十二指腸潰瘍」と発表されていますが、専門家の間では、現代社会で、「十二指腸潰瘍」が原因で亡くなることは、まずないといいます。
「十二指腸潰瘍」は、若い世代に多い病気で原因はストレスやアルコールなどですが、胸やけや空腹時の腹痛を訴えて、病院に行けば、胃酸を抑える良い薬がたくさん開発されているので、ちゃんと薬を服用すれば、普通に治るそうです。
したがって、糖尿病や、他の部位の悪性腫瘍(がん)を患っていて、病気が進行し全身状態が悪化して入院中に、薬の副作用で十二指腸に穴が開いてしまった。
しかし、からだ全体が悪すぎて、十二指腸の穴をふさぐ手術ができず、亡くなった、という可能性が考えられるそうです。
2週間ほど前に、スポーツ紙で、鳩山邦夫氏の激やせ記事が報道され、内心「病気じゃないの?」と思っていました。
したがって、鳩山さん逝去の報を聞いたときも、あまりびっくりしなかった自分が居ました。
政治家の大敵は「健康問題」での信頼と求心力低下ですから、「病気を公表しない」を鳩山氏は、きっと貫いたのでしょう。
鳩山氏といえば、思い出されるのは、頭の良さと蝶々博士と兄弟仲でしょう。
東大を首席で卒業したといわれていますが、兄で総理大臣経験者の鳩山由紀夫氏に言わせれば、邦夫氏はガリ勉タイプではなかったそうです。
また、自民党を離党して一緒に民主党を作ったのに、邦夫氏は自民党に復党。
兄弟の所属政党が変わったことで「不仲」を噂されましたが、実は、めちゃくちゃ仲がよく、一部の政治評論家の間では、所属政党を分かれたのは、「鳩山家の生き残り策」とも言われています。
話しは政治の話になりますが、1998年に民主党が誕生した当時は、邦夫氏は、50歳、由紀夫氏は51歳です。
誕生した当時、ジャスト30歳だった私には、「新しい日本の政治が始まる」と民主党に大いに期待しました。
当時の鳩山兄弟の年齢に近づいた今、考えると、脂の乗った血気盛んな若い時に政党を作ったのです。
今の40代後半~50代前半で、このような若い世代に期待を抱かせるような政治家はいつのだろうか?と見渡してみると、見当たりません。
橋下元大阪府知事/大阪市長が期待の星でしたが、やや右寄りな思想と過激すぎる発言で、賞味期限切れとなってしまいました。
頭がよく、行動力もあり、多くの国民に期待を抱かせる若い政治家の出現に期待したいです。
話しを元に戻しますが、鳩山邦夫氏のご冥福をお祈りいたします。
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