「ぶっかけうどん」が名物の人気うどんチェーン「丸亀製麺」で食中毒が発生したという。
2016年6月17日付の左飛新聞によると、
(以下引用)
「名古屋市健康福祉局は15日、同市中川区篠原橋通2丁目の飲食店「丸亀製麺 松葉公園店」で14日夜に飲食した8~84歳の男女18人が嘔吐や下痢などの食中毒症状を訴えたと発表した。同局によると、重症者はいないという。18人は「麦とろ牛ぶっかけうどん」を食べたが、16日現在、原因菌は判明していない。中川保健所は15日、同店を営業禁止処分とした。」
(引用ここまで)
ということらしい。
最初、この記事を読んだ時は、「揚げ物に使用したバッター液の温度管理で悪く菌が増殖」と勝手に想像した。
しかし、18人が食べた「麦とろ牛ぶっかけうどん」は、おそらく揚げ物はない。
記事では「原因菌は判明していない」とのことであるが、18人が共通して食べたメニューが
「麦とろ牛ぶっかけうどん」
だというから、考えられることをそこから材料で想像すると、
◆山芋
シュウ酸カルシウムによる痒みは考えられるが食中毒の原因とは考えにくい
神経伝達物質「アセチルコリン」が自律神経失調症や吐き気、嘔吐の原因となることがあるらしい
◆牛肉
加熱不足による腸管出血性大腸菌が残存している可能性あり
◆たまご
サルモネラ菌による食中毒の可能性あり
◆つけ汁
ウエルッシュ菌による食中毒の可能性あり
ただ、上であげた食材のうち、牛肉やたまご、つけ汁は、他のメニューにも共通しているだろうから、そうなると山芋ぐらいしか、このメニュー独自の食材はない気がする。
あと、意外な点としては、「麦とろ牛ぶっかけうどん」の調理担当者の健康状態である。
調理者にO157など原因菌があった可能性も否定できないのかもしれない。
ただ、実際のところ、原因菌が特定されるか、微妙ではないだろうか。
ちなみに、一般的衛生管理(マル総)では次の10項目から成り立っている。
・施設設備の衛生管理:キッチン全体のサニテーション。
・衛生教育:店舗スタッフへ食品衛生がいかに重要かを教える。
・施設設備・機械器具の保持点検:ナイフを切れるようにしておく、調理機器が正確に動くように保守する
・ペストコントロール(そ族昆虫の防除):虫やネズミは病原菌を運ぶので、来ないようにする。
・使用水の衛生管理:特に地下水を使っている場合には飲料水として適しているか定期的に検査をする。
・排水および廃棄物の衛生管理:汚水やゴミの捨て方、生ゴミをいつまでもキッチン内に置いておくとバクテリアが増える。
・個人衛生(従事者の衛生管理):手の洗い方、爪を切る、帽子をかぶる、怪我をした手で生食の調理をしないなど、スタッフ個人個人が気をつけることを徹底する。
・原材料の受け入れ、食品等の衛生的取扱い:仕入れから保管、調理の過程のそれぞれについて気をつけることを決める。例えば冷蔵庫の温度、生肉とサラダ野菜を一緒にしないなど。
・回収(リコールプログラム)(製品の回収プログラム):食品工場の場合、問題のある製品を早く回収する方法を決めておく。
・製品等の試験検査に用いる機械器具の保守点検:調理温度計などが狂っていないかどうかを定期的に調べる。
丸亀製麺は、店舗オペレーションが確立しているはずだから、上記に関するマニュアルはしっかりしているだろう。
原因がわからないと、再発防止も的外れになるので、「単なる営業停止」という行政処分だけでなく、しっかりと、原因究明してほしいものである。
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