2016年6月1日に、これまで世界最長だった青函トンネル(53.85キロ)を抜くトンネルが開通した。
あらたに世界最長として開通したのは、スイス・アルプスを南北に貫く、全長57.1kmのトンネルの「ゴッタルドトンネル」。
「ゴッタルドトンネル」は、スイス中部のエルストフェルトから、南部ボディオまでを結び、日本円で、およそ1兆3,500億円の総工費と、17年の歳月をかけて完成したという。
ニュースによると、開通式には、ドイツのメルケル首相らも出席し、総勢約2400人が参加したという。
営業列車の本格的な運用開始は、2016年12月からの予定で、2017年末にはドイツ、スイス、イタリアの3か国を縦断する列車の運行も始まるというから、鉄道旅行好きとしては、いつかは、乗車してみたいものです。
◇トンネルの総工費は日本円で1兆3000億円
◇完成まで17年
◇工事に伴う作業者の死者は9人
◇岩盤からしみ出る水や高い気圧、それに気温が45度にも達する過酷な状況
というから、当たり前ですが、相当の難工事だったことがわかります。
開通による時間短縮は、アルプス山脈を迂回する従来ルートより30分だそうで、時間だけ見れば、「超大幅短縮」ではありません。
しかし、貨物列車による物流が大幅に伸び、トラックなど車両の削減による大気汚染の緩和といった環境面では、相当メリットが考えられます。
話は逸れますが、日本でも佐川急便が、トラック運転手不足対策として、鉄道会社とコラボするという。
長距離トラックは労働問題、環境問題もあり、鉄道貨物の活用とシステム向上がヨーロッパのようにもっと進めばいいと思います。
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