商業施設が撤退すると次に何ができるのかなぁ、とちょっと注目します。

古い話ですが。岩手県北上市の駅前には、かつてイトーヨーカドー北上店(1986年~2000年)がありました。

私は、イトーヨーカドー北上店が無くなる頃に仕事でよく北上駅を利用していたので、個人的には「北上駅前のヨーカドー」のイメージが強いですが、撤退後は、北上市や岩手銀行などが株主となったテナントビルに変わりました。

余談ですが、首都圏や関西圏、政令指定都市規模の駅前を除き、「買い物は車」が基本なので、大型駐車場がない地方の駅前店舗は、なかなか集客できないのでしょう。


北海道には、かつて、東急グループの東急ストアがたくさんチェーン展開していましたが、こちらも、東急グループが地元大手スーパーチェーン(アークスグループ)に売却して、撤退しました。

この撤退ケースは、同業態への売却でしたので、基本的に店舗はそのまま運営を継続し、店名看板が「東急ストア」から「東光ストア」に変わりました。

だから、いまでも、「急」を「光」に買えただけというのが明らかにわかる看板が結構多いです。


沖縄にもかつては仕事でよく訪問していました。

当時は沖縄三越がありましたが、沖縄三越も撤退し、いまでは「HAPiNAHA」という観光エンターテイメント施設になりました。


沖縄に複合商業施設「D-naha」があり、こちらには、2005年までダイエーが入っていましたが、その後には、大型書店のジュンク堂が入りました。

沖縄は、大手書店が進出していなかったので、ジュンク堂ができた時は、ちょっと驚きでした。


沖縄ネタが続きますが、ファッションビルを運営するイオングループのOPA(オーパ)も沖縄にありましたが、OPA撤退後は、激安スーパーのドン・キホーテが入りました。

沖縄の友達から「ドンキ・ホーテが沖縄にできる」と聞いたときは、どこにできるんだろう??と注目していましたが、実際に行ってみると、OPAが無くなっている~、と感慨がありました。


ドン・キホーテといえば、「激安」、「圧縮展示」のイメージが強い他のスーパーチェーンと明らかに違っていますが、2015年に高級住宅地のある東京白金にプラチナ ドン・キホーテ白金店ができました。

こちらは、東急ストアの跡地です。

この店舗の外装は、あのド派手な赤や青の看板ではありません。

また内装も従来の圧縮展示ではなく、ふつうのスーパーです。

しかし、基本は「激安」イメージを出す目的もあり、「200円(税抜き)の鮭弁当」が売り出され、飛ぶように売れていると聞きます。


跡地にどんな施設が出きるのかも楽しみですが、跡地にできた施設がどんな戦略で営業をして行くのかも、なかなか興味深いものです。



【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)