201655日で、かつて日本最大の総合スーパーだったダイエーの代表的な店舗のひとつ「碑文谷店」が、41年の歴史に幕を下ろしたそうです。


ダイエー碑文谷店が開業したのは、1975年。

高級住宅地に近い店舗ということもあり、「最も芸能人に会えるスーパー」と言われたこともあった。


碑文谷店が開業したころは、ダイエーが一番元気で、店舗としても面白かったころじゃないかと思います。

当時、私は小学生でしたが、親に連れられてダイエーに買い物に行くのは、楽しみでした。


私はあまり物欲が無い方なので、「これ買って~」とだだをこねて、親を困らせる子供ではなかったようですが、品ぞろえの豊富なダイエーは、子供としても楽しい場所で、親が買い物をしている間、家電売り場や雑貨売り場をウロウロするのは、大好きでしたし、ワクワクして楽しかった記憶があります。


ダイエーは、大型総合スーパーとして、食料品の他、住宅用品、衣料品、家電などありとあらゆるものが揃えられていて、当時としては画期的でした。

しかし、消費者のニーズが多様化し、なんでも揃っているをうたい文句にした総合スーパーでは、カテゴリーキラー、例えば、家電量販店のヤマダやビック、衣料量販店のしまむらやユニクロと比較すると、品ぞろえは手薄になり、消費者は、「1か所ですべて揃えられる」よりも「専門店の豊富な品ぞろえと低価格」を選択し、売上は落ちていったんでしょう。


でも、コンビニエンスストアが好調なわけですから、大型総合スーパーという形態は、大都市には不要でも、中堅都市やコンビニと大型スーパーの中間ぐらいの規模の「総合スーパー」という業態は、シロウト考えですが、ニーズはあると思います。


ダイエーは、イオンの傘下に入ったことから、どんどん既存店の見直しとイオン化が進んでいます。

ちなみに、ニュース報道では、ダイエー碑文谷店は、改装をして、2016年の冬には、イオンとして新たにオープンするという。


不祥事を起こした企業であるならば、イメージの問題から、店名をどんどんリニューアルしていくことが得策でしょうけれど、庶民感満載のダイエーファンも多いと思うので、ダイエーブランドを壊滅させるのではなく、いくつかは残してもいいのでは?と個人的には思います。

イメージ的には、居酒屋のモンテローザグループに、白木屋、魚民、月の宴、山内農場など多くのブランドがあるように、イオン、ダイエーと棲み分けしても相乗効果が出る気がしますが、どうなんでしょうね。



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