サッカー日本代表の岡崎慎司選手が所属する、プレミアリーグのレスターシティが、2016年5月2日に行われたプレミアリーグ第36節の「チェルシーとトッテナム」戦が、2-2の引き分けになったことにより、残り2試合を残してプレミアリーグ初優勝が決定した。
5月1日に行われたレスターとマンチェスター・ユナイテッド戦は引き分けで、優勝決定が持ち越しとなっていたので、個人的には、2位のトッテナムが粘って37節まで優勝は決まらないかな?と思っていたので、びっくりです。
ご存知のように、岡崎選手は、昨シーズンまで、ドイツのブンデスリーガのマインツに所属し、スター選手だった。
プレミアリーグへの移籍が決まった時は、過去に在籍した日本人選手は、稲本潤一選手、中田英寿選手、香川真司選手などがいたが、プレミアリーグでは大活躍した選手はおらず、大丈夫かな?と懸念していたが、試合中の走行距離が長く走り回るスタイルの岡崎選手は、地元サポーターにも受け入れられていると聞く。
ニワカ知識であるが、一般的に、身体能力が欧米人より劣り、組織的サッカーが得意な日本人プレーヤーがヨーロッパのサッカーリーグで活躍するとしたら、組織的サッカーをするドイツのブンデスリーガ、その次に、イタリアのセリエAで、イングランドのプレミアリーグやスペインのリーガ・エスパニョーラなど戦術面より個人技に任せられるチームでは、活躍が期待できないといわれている。
そういう点でも、岡崎選手の活躍と所属するチームのレスター・シティの優勝は、大きな話題といえるだろう。
レスターの優勝報道を見ていて、面白いな、と思ったのは、レスターの選手が、優勝がかかった「チェルシーVSトッテナム戦」をチームメイトで、イングランド代表FWのジェイミー・ヴァーディの自宅に集合して試合を観戦していたことだ。
日本で優勝がかかった試合を観戦する場合は、ホームグランドで、パブリックビューイングをして、観戦するケースが多いように思う。
そうした方が、優勝が決まった場合、監督の胴上げやその後のビール掛けもできるからだ。
アメリカ大リーグでも、他力本願的な優勝の場合、ユニフォームを着てシャンパンファイトをするシーンをよく見る気がするが、欧州サッカーでは、そうした習慣はないのかもしれない。
それと、イングランドのサッカーチームの多くは、創立が1870年代と歴史が古く、日本のプロ野球と比較しても、巨人軍の創立が1934年で、現在の日本野球機構の前身である日本職業野球連盟ができたのが1936年だから、サッカーの歴史がいかに古いことがわかる。
イングランドのトップリーグであるプレミアリーグ(それまでは、フットボールリーグ・チャンピオンシップが最上位リーグ)が創立されたのは1992年と新しく、これまでの優勝チームは、マンチェスター・ユナイテッド(通算13回)、チェルシー(通算4回)、アーセナル(通算3回)、マンチェスター・シティ(通算2回)、ブラックバーン(通算1回)で、今回のレスター・シティが6番目の優勝クラブになるという。
調べてみると、2013-2014シーズンまで、プレミアリーグの下のフットボールリーグ・チャンピオンシップに10シーズン所属しており、今シーズン(2015-2016)は、プレミアリーグ復帰2シーズン目(昨シーズンは20チーム中14位)の快挙である。
また、ニュースで、「タイでレスターの人気が高い」と報道されていて、「なんでだろう?」と思って調べると、レスターは、2010年に経営難に陥り、タイ
の資本家ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバが経営権を獲得しているため、タイで岡崎選手がCMに起用されており、人気があるんですね。
それにしても、現在、レスターを指揮するクラウディオ・ラニオリ監督はイタリア人だし、チームの経営権はタイ資本と、おそらく、プレミアリーグ(欧州のサッカーリーグで市場規模が一番大きい)発足当初は、予想もしなかったことなんでしょうね。
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