2016年4月14日に発生(前震)した熊本地震は、4月20日の時点で、死者数が59人、避難者数が約9万人になったという。
注目すべきは、建物の倒壊など地震発生により直接的に亡くなった方が48人で、避難生活の中で、エコノミー症候群などいわゆる震災関連死で亡くなった方が11人であることだ。
個人的には、関連死者数は多いと思う。
11人の中で衝撃なのは、高齢者ではない50代女性のエコノミー症候群による死である。
この女性は、自宅の敷地内の車で寝泊まりしており、おそらく、長い時間、狭い座席に腰掛けていることで、足の血流が悪くなり、静脈の中に血栓ができ、それによって急性肺塞栓症になったのだろう。
震災関連死は「救える命」といわれている。
日本国中で大規模な地震が発生する可能性があるわけだから、全国民が「被災して避難民」になる可能性がある。
政府など公的な支援はもちろんであるが、民間人もできる限りのことをして「震災関連死」をできるだけ増やさないようにしなければならない。
災害関連のニュースを見ていると、気象予報士の方や震災関連のコメンテイター、あるいは、被災現場で活動される人が保有している資格で、「防災士」という言葉をよく耳にする。
防災士とは、(特定非営利活動法人 日本防災士機構のウェブサイトより)
「゛自助゛゛共助゛゛協働゛を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを、日本防災士機構が認証した人」
である。
2016年3月末現在で、防災士として登録された人は、「10万9093人」になるという。
ちなみに、私も、2011年7月22日付で防災士登録(045033)されている。
防災士期待されることは、
◇被災現場で実施の役に立つ活動を行うこと
◇所属する地域や団体の要請を受け、避難、救助、避難所の運営などにあたること
◇地域自治体等の公的な組織やボランティアの人達と協働して活動すること
◇平時には防災意識の啓発に当たること
◇大災害に備えた互助・協働活動の訓練や防災と減災及び救助等の技術練磨などに取り組むこと
といったことである。
しかし、私自身は、すっかり、知識も技能も錆びついてしまった。
勉強し直してみたいと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ486号より)
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