新年度の4月になりました。
カレンダー暦は、当然、「1月はじまり」ですが、日本の場合は、「4月はじまり」です。
「なぜ、日本の年度が4月はじまりになったのか」は、諸説あるようですが、始まったのは、1886年(明治19年)までさかのぼるそうです。
有力な説のひとつに「稲作文化の日本」は、収穫期が秋だから、というのがあるそうです。
つまり、収穫期の秋以降に、お米が現金化されてから税金を徴収されるのが、納税者にとって一番無理が無く、国の収入が決まった段階で、予算を定めて実行に移すには、4月頃が、都合がよかった、というわけです。
ちなみに、日本の法律である「財政法」や「地方自治法」には、
「財政法第十一条」:
国の会計年度は、毎年四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終るものとする
「地方自治法第二百八条」:
普通地方公共団体の会計年度は、毎年四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終わるものとする
と明確に「4月~3月」と会計年度が謳われています。
なお、主な国の会計年度は、
「1月はじまり」:フランス、ドイツ、ロシア、スイス、オランダ、韓国、中国など
「4月はじまり」:イギリス、日本、カナダ、インド、デンマークなど
「7月はじまり」:オーストラリア、ノルウェー、スウェーデン、フィリピンなど
「10月はじまり」:アメリカ、ミャンマーなど
だそうです。
話は変わりますが、4月になって公共交通機関に乗ると、まず感じるのが「ラッシュ時のダイヤが乱れやすい」です。
これは、私の勝手な予想ですが、おそらく「新入生や新社会人が通期・通学時間帯の電車やバスに乗り慣れていない」からではないかと思います。
飛行場では、「保安検査場」が、渋滞になりやすいのも、新年度です。
乗り慣れている人ばかりだと、引っかかりやすいベルトを外しておく、とか、飲みかけのペットボトルはできるだけ持たない、とか、携帯や小銭入れはカバンに入れておく、といった「保安検査場を効率よく通過する方法」になれています。
しかし、そうでないと、検査所の係員の2度手間になるような「ミス」を犯しがちだから、渋滞になってしまうわけです。
私の新社会人は、もう24年ほど前になりますが、当時を振り返ると、やはり不安いっぱいでした。
当時の上司には「新入社員の割にはずうずうしい」とか「物おじしないですっかり馴染んでいる」とかいわれましたが、それは表面的な振る舞いだけでした。
つまらないことですが、これから毎日仕事することになる職場のドアを開けて中に入ることすら緊張したものです。
だから、新入社員の上司の方は、「君たちを心から待っていたよ、さあ、一緒に頑張ろう!」という態度を、ポーズでもいいから、最初だけは取って、新社会人のストレスを少しでも排除して欲しいものです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ483号より)
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