牛丼チェーンの吉野家が、2016年4月6日から、約4年半ぶりに豚丼を復活したという。
復活の理由は、ずばり「客足回復」のようです。
牛丼チェーン業界は、デフレの象徴と言われてきました。
しかし、政府は、デフレ脱却を掲げ、物価上昇を仕掛けてきました。
シナリオとしては、
「物価上昇」→「企業の業績向上」→「給料アップ」→「景気上昇」
です。
大手企業に関しては「官製ベースアップ」とも言われる給料アップが図られていますが、一般的には給料が上がり生活が豊かになった実感はなく、消費者は、今でも「1円でも安いもの」を求めています。
そのため、牛丼チェーンの値下げ合戦が終了し、値上げになったとたん、客足は低調になり、企業の業績は下がる一方です。
そこで、客足が伸びずガマンしきれなくなってきた企業側が、値下げし始めたわけです。
吉野家に関しては、牛丼が380円に対して、豚丼は330円。
安い商品を投入して遠のいた客足を回復する狙いでしょう。
ただ、吉野家が安い商品を投入すれば、消費者は、他の商品も「安くなること」を期待します。
世の中全体が「安くして売り上げを回復させよう」となると、またまたデフレ脱却からは遠のくことになるでしょう。
話は変わりますが、吉野家の豚丼ですが、北海道で「豚丼」といえば、炭火で焼いた豚肉にタレをつけてごはんの上に乗った十勝地方発祥の食べ物を指します。
したがって、吉野家の豚丼は、十勝では「豚煮丼」と言われています。
個人的には、醤油だれで食べる炭火で香ばしい味の十勝豚丼も、といた生卵を豚煮に掛けて食べる吉野家の豚丼も、それぞれ美味しいと思います。
丼ものは、ごはんを食べ過ぎてしまう気がして、最近、避けてきたメニューですが、ひさびさに食べに行ってこようと思います。
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