「規則正しい生活リズム」というと一般的には「良いこと」のように思える。

しかし、例えば、通勤において「毎日同じ道を行き来する」ということを何十年も続けていると、脳の中には固定的にその映像が焼き付けられてしまい、だんだんと脳は同じ情報で固定化していくという。

つまり、脳がステレオタイプ化して、結果として新しいことへの反応が鈍くなるそうだ。


このような事態を避けるためには、月並みであるが、例えば、ひと駅手前で降りて景色が違う場所を歩いて帰るとか、違う時間帯の電車や車両に乗るとか、パターンを変えることが脳を絶えず刺激し、脳に入る情報を多様化させる工夫が重要なのだ。


これは、脳に限らず、からだもそうである。

例えばランニングについても、毎日、同じ距離、同じようなコース、同じような速度で走っていると、脚が鍛えられないという。

おそらく、からだの耐性力が働いてしまい、そのトレーニングに慣れて、筋肉が刺激されないためであろう。

だから、ランニング能力を鍛えるためには、スピードや坂道練習を入れたりと、筋肉に負荷を掛ける練習も意識的に入れていかなければダメなのである。


つまり、人間は、必ずしも「規則正しい」だけでは、成長しないのだ。

生活習慣においては、リズムを変えたり、アクセントを入れたりすることで、脳や筋肉も刺激が加えられ、観察力や洞察力も強くなる。


要は、リズムを変える、視点を少しずらしてみる、といった習慣は、発想力を鍛えて、ものごとの見方を固定概念化させないという意味において重要なのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ366号より)



【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)