2016年3月21日に青森駅を出発して22日早朝に札幌に到着する列車で「JR急行はまなす」の営業が終了した。
「はまなす」の運行終了により、JRから定期運行する急行列車は全廃したという。
現在の「はまなす」の運行は、1988年3月の青函トンネルの開業とともに始まった。
当時、私は大学生で、青函連絡船の最後と青函トンネルを走る快速海峡に乗りたくて、たぶん、上野発の急行八甲田か急行津軽で青森まで行った。
少々話は脱線しますが、当時は、札幌を起点とする夜行急行が、青森、釧路、網走、稚内の4系統運行されており、確か、2週間ほど有効期限があった周遊券を利用して夜行急行列車を「ホテル代わり」(車中泊)にすることで、安価に道内を旅行できた。
当時、周遊券は、たぶん、3万もしなかったはずで、道内に入れば、周遊券の有効期間内は乗り降り自由で、宿代は夜行急行に乗っていれば全くかからなかったので、たぶん、総額5万もあれば、2週間近く道内各地を巡ることができた。
話題を、「はまなす」に戻しますが、周遊券を使って北海道旅行していた学生時代は、札幌⇔函館間は、よく利用した。
函館で下車すると、函館駅で始発列車を待つ間、駅で過ごす時間ができてしまうが、青森まで乗ってしまうと、周遊区間を出てしまうので、函館で下車して、駅で仮眠をとり、始発列車に乗って、道内を散策するのだ。
社会人になって、北海道出張がある場合は、もちろん、基本的に飛行機であるが、北東北(青森、岩手、秋田)で仕事をして、翌日の仕事が札幌、という状況の時は、飛行機ではなく、よく「はまなす」を利用させてもらった。
札幌に会社を立ち上げた後も、青森出張では、よく利用させてもらった。
2016年3月26日の北海道新幹線開業にともない、22日~25日は、新幹線用の設備入れ替えのため、青函トンネルの列車の運行はお休みになっている。
新幹線開業後は、青函トンネルは、新幹線と貨物列車だけになるそうで、貨物列車が走るなら「はまなす」を運行させてほしい!とファンとしては思うが、新幹線用の電圧仕様となる電気機関車は、JR北海道になく、JR貨物からレンタルする、あるいは、新規に購入するとなると、採算が合わないのだという。
ちなみに、私の「はまなす」のラスト乗車は、2015年5月8日だった。
もう1回ぐらい乗りたかったな、と残念だ。
新幹線が開業するたびに言われることであるが、寝台列車や夜行列車が無くなるのは、ホント寂しい。
ハイテクな新幹線とレトロな雰囲気漂う夜行列車は共存できなものなのかな、と思う。
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