日本高校野球連盟が320日から始まる第88回選抜高校野球大会出場校の投手を対象に「関節機能検査」を実施したという。


この検査は、1993年頃から始まり、正式には、1994年に開始された検査で、投手として出場する可能性がある選手を対象に「肩や肘の状態が大会規定(投球禁止)に触れるか否か」をチェックする仕組みである。

今回の検査を受診したのは、104人で、1チーム平均3.25人。

その結果、

◇軽度の炎症:21

◇中程度の炎症:1

という結果で、投球禁止を勧告される「重い炎症」以上の投手はいなかったという。


「野球は高校で辞めるから、スポコンマンガのように燃え尽きたい」という投手もいるかもしれないが、今の時代は、やはり、学業あっての課外活動であるから、このような検査システムがあるのは当然である。


少し話はそれるが、この検査は、選手、特に投手の健康管理面を目的としたものであるが、「事前チェック」という観点でいえば、「投手として出場する可能性がある投手のフォーム診断」も仕組みに入れるべきでないかと思う。


具体的には、2015年夏の甲子園で、千葉県代表の専大松戸高校の原嵩投手が、1回線で花巻南と対戦した際に、審判から、再三の「2段モーション」の指摘を受け、それがおそらく影響を与え、本来の力を発揮できなかったという出来事があった。


原投手の場合、県予選では1回も審判から指摘されていなかった。

もちろん、あくまでも「審判の判定は絶対」であるから、そういった審判のクセも想定、認識して、リスクを頭に入れてプレイすべきではある。

しかし、試合になってしまえば、審判の判定は基本、絶対であるが、それ以前の「審判レベル、判断基準の統一化」は、試合の前に審判サイド(大会主催者)が、しっかり確認しておくべきであるし、出場チームの投手について、基本的な統一見解はしておくべき(すり合わせをしておくべき)である。


さて、明日から始まる春の高校野球は、また、どんなヒーローが誕生するか、楽しみである。


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