大阪市立中学校の寺井校長が全校集会で、
「女性にとって最も大切なことは子供を2人以上産むこと」
などと発言したとして、騒動になっている。
私は、この騒動をテレビニュースで知って、ネットで調べてみましたが、現在、大阪市教育委員会は、寺井校長に対して、処分を検討しているという。
テレビやネットの情報によると、この校長は、
◇出産が義務と言っているわけではない
◇子供たちに将来、親や保護者、社会への恩返しを考えないといけないよ、という観点から話した
◇子育てが煩わしいもの、損なもの、という考えもある現状を変えたい、それだけではないということを、子供たちに伝えたかった
という趣旨を全校集会で話したという。
校長先生は、テレビの直撃取材で、「発言が切り取られている」、「3年前から同じ話をしているが誰も問題にしていない」と語っていたが、校長先生の肩を持つわけではないが、そういう面もあると思う。
誤解を恐れずに言えば、2014年の出生率は、1.42といわれ、このまま進行すれば、あるデータでは、2060年には、日本の人口は、約8600万人程度に減少しているという予測もあります。
いくら、科学技術が進んだところで、男子は、子供を産めるわけではないですし、子供が産めるのは、当然、女性だけです。
したがって、数字的には、最低でも2人以上女性が子供を産むことは、重要なことではあります。
しかし、今の時代ですから、言葉を切り取って「女性は子供を2人以上生むべき」「ビジネスキャリアを積むよりも大事である」と伝わってしまえば、それは、確かに世間の批判生む。
特に、まさに今、待機児童問題で、女性の目は厳しい。
もともと、この校長先生の発言は、匿名で教育委員会に寄せられたことから発覚したといわれるが、話し全体を捉えなければ、校長先生の意図は伝わらないし、教育者が誤解されるのを恐れて、発言を自粛するのも、教育上、それはそれで問題であると思う。
もちろん、国会議員もかつて「女性は子供を産む機械」発言で、大問題になったことがあるように、デリケートな話題は、相当、言葉を選ばなければ、情報化社会の今は、騒動となってしまう。
この手の騒動では、「子供を産みたいのに産めない人のことを配慮していない」、「最も女性として大切なのは子供を産むこと」(言葉を切り取ればそういっているが)といった校長の趣旨とは違った方向の議論になってしまうから、注意が必要だ。
実際、リアルに聞いていた父兄の反応は「なぜ問題になっているのかわからない」という声が多いようで、文字にすると、どうしても言葉狩りされてしまう。
話題は少し逸れるが、かつて、甲子園常連校である開星高校の野々村監督(教師)が、「21世紀枠に 負けたのは末代までの恥。切腹して死にたい」と発言して、一時、監督を辞任することになったが、その真意が伝わらず、騒動になるのは、もったいない。
また、この校長先生も、この騒動にお怒りになるのは、ごもっともであるが、記者の前で、声を荒げてはいけない。
荒げれば、その部分を強調して、報道されてしまう。
それにしても、いわんとすることはわかるが、校長先生という立場と発言の場を考えれば、今の時代、不用意な発言だったといえるのかもしれない。
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