2016228日に、ご存知の通り、第10回東京マラソンが開催されました。

今大会は、リオ五輪の男子マラソン代表選考会も兼ねており、東京には、代表を目指す有力候補がたくさんエントリーしました。

また、今回の東京マラソンの特徴は、大学生も数多くエントリーしたことです。


1月の箱根で活躍した青山学院大からは、4年生の小椋選手は故障で出場を見送ったものの、3年生エースの一色選手や2年生の下田選手、東洋大からは、花の2区を制した4年生の服部勇馬選手などが参加したのだ。


私も、この第10回大会に、参加したので、品川の折り返しと浅草寺の折り返しの反対車線を走るトップ集団を間近で拝見しました。

品川の折り返しの時には、社会人1年目で駒澤大学で箱根を走り、名門旭化成に入社した双子の兄「村山謙太選手」が黒人だらけのトップ集団に果敢について行っている積極的な走りに感動しました。


結果は、すでに報道されているように、攻めた村山選手は、30キロ以降、失速し、服部勇馬選手もゴール手前で失速して、初マラソンあるいは、学生ランナーのサブテン(2時間10分切り)は残念ながら叶わなかった。

けれども、10代の下田選手が、従来の砂田選手の10代日本記録を破る2時間11分台で日本人2位(全体の10位)、同じく2時間11分台で一色選手が3位に入ったのは、収穫だったと思う。


自宅に帰ってから、マラソン放送の録画を見ましたが、各メディアも報道しているように、代表選考会だったせいか、今井選手や藤原新選手、佐野選手などは、第2グループで、自重しすぎでしたね。

キロ3分で押さなければならないのに、キロ36秒前後とスローペース。

スローペースにじれて、下田選手が集団を引っ張る風景もあり、「実業団選手、なにやってるんだ!」というようにも映りました。


陸連は、結果だけ見て、「低調なレースだった」と低評価ですが、その点は同意です。

今井選手や藤原選手には、攻めてほしかったですね。

結果的には、ヤクルトの高宮選手が総合8位で日本人1位(2時間1057秒)になりましたが、これは、自分のペースを守っただけで、陸連が期待する「オリンピックでメダル、あるいは入賞」という目標を達成するにふさわしい走りか?と考えると、確かに物足りないですね。


ただ、代表枠が3あるのに、「3枠使わない可能性もある」発言は、その通りなのではありますが、個人的には反対です。

マラソンの場合、A標準を突破している選手が、日本はごろごろいるので、仮に入賞が期待できなくても、3人派遣すべきです。

東京五輪のマラソンでメダリストを出すためにも、「枠を使わない」という選択は、ないと思います。


男子の選考レースは、残りは、びわ湖毎日マラソン。

各メディアも伝えるように、「追試」の川内選手もいます。

現在のトップの記録が、旭化成の佐々木選手で2時間856秒。

8分台前半、あるいは、7分台が3人出たら、追試と言っても、世間の声は、タイムのいい選手をなぜ出さない、という声が高まるのは必至でしょうね。



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