2016223日付の産経ニュースによると、

「23日午後3時ごろ、北海道・新千歳空港で札幌発福岡行き日航3512便ボーイング737-800が、激しい降雪のために離陸を見合わせて誘導路で待機中、右エンジンから煙が出て客室内にも流入した。乗客159人、乗員6人の計165人は脱出シューター4本を使って約2.5メートル下の誘導路に緊急脱出した」

という。


このニュースは全国版ニュースとしても大きく取り扱われ、各報道番組のニュースを見た限りでは、機体からの脱出時に、恒例の女性3人と22歳の男性がからだを打って病院に運び込まれたとのことであるが、その他には大きな混乱もなく、よかったと思う。


その後の報道では、エンジントラブルの原因は、空気の取り入れ口に大量の雪が付着していたという。

機体の仕組みに詳しくないが、地上走行時に、空気の取り込み口に雪が付着していると、不完全燃焼を起こす恐れがあるらしい。


報道では、右エンジンが停止し、操縦士が再点火すると爆発したという。

そして、エンジンを止めようとしても止まらなかったというから、制御系統にも爆発により異常が発生したのかもしれない。


今回事故が発生した機体は、ボーイング社製の737-800で最新型だという。

機体の代替がすぐには難しかったようで、この機体を使用する予定だった、23日と24日の合計3便が欠航になったという。


23日夜の報道ステーションでは、キャスターの古舘さんが、機内から脱出して空港ロビーに毛布を敷いて待機している乗客の映像を見て、

「事故発生後の緊急避難措置の対応は良かったのではないか」

「お年寄りの乗客には、JALのラウンジを利用する措置が取れなかったのか」

とコメントしていて、まさにその通りではある。

しかし、残念なことに、現在、今年の7月ぐらいを目途に、JALのラウンジ(サクララウンジ)は、改修工事中で使用できない。


JALをはじめ、各航空会社の緊急避難時のマニュアルはかなり整備されているとは思うが、機体から脱出し、空港に避難してきた乗客の対応手順には、今回の事故により、確実に改善の必要が出たに違いないと思う。


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