2016216日に、放送作家の「はかま満緒」さんが亡くなった。

「はかま満緒」という名前を聞いても、今の人は、ピンと来る人は少ないだろう。


今の時代、テレビに定期的に出ていないと、コアなファンでない限り、「誰?」となることは必然だ。

おそらく、アラフィフ世代が、ギリギリ知っている世代だと思う。

はかまさんが、世に出てきたのは、1961年放送開始の日テレ系の伝説的番組シャボン玉ホリデー。

シャボン玉ホリデーには、ハナ肇、クレージーキャッツ、スパーク3人娘の中尾ミエ、園まり、伊東ゆかり、なべおさみなど、その時代の人気タレントが出演していた。


はかまさんは、放送作家として、時々、コントに参加していた。

「出演する放送作家の草分け」としては、この番組には、後の参議院議員で東京都知事の青島幸男氏や前田武彦氏もでていた。


アラフィフ世代が記憶にあるのは、1978年~1984年までNHKで放送されていた「脱線問答」の司会である。

小学生の私からしたら、温厚で、聡明で、ウィットに富んだ「ナイスなおじさま」でした。

(当時のはかまさんの年齢は、40代前半で、「げっ、今の俺より若いじゃーん」ですが)


この番組は、私は好きで、小学生から中学生にかけては、毎週見ていた。

出演者には、いまは、「野草食材」で有名になった俳優の岡本信人さんが出演していた。

岡本さんは、演出なのか、地なのかわかりませんが、さえない回答をするのですが、とにかく、お題が出た後の回答が早い。

そこで。はかまさんが「早いのが取り柄 岡本信人くん」といいながら回答権を与えるのですが、この名セリフは、今でも耳にこびりついていて、鬼渡などで俳優としての岡本さんを見るたびに「早いのが取り柄」というはかまさんのフレーズが頭に浮かぶようになった。

https://www.youtube.com/watch?v=PtCkPFz0POk

(オープニングテーマ曲のみ)


はかまさんの訃報後の記事で知ったが、はかまさんは、「はかまお笑い塾」を作り、萩本欽一さんや車だん吉さん、脚本家の市川森一さんなどを世の中に送り出して行ったという。

それにしても、テレビ黎明期の放送作家やタレントは、先日、40周年記念を迎えた「徹子の部屋」に「永六輔さんや大橋巨泉さん」が出演していたが、数少なくなったと思う。

はかま満緒さんのご冥福をお祈りしたい。



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