先日、ひさびさに、海外の方(オランダ人)とチームを組んで仕事をしました。

仕事の依頼があった時は、

「えっ、英会話は苦手だし、コミュニケーションをとるのが不得手なので嫌だなぁ」

と思いましたが、別に予定していた仕事がキャンセルになった直後でもあったので、

「いい経験になりそうなのでやります!」

と引き受けさせていただきました。


仕事を引き受けた後に、一緒に仕事をする方のお名前をお聞きして、ネットで検索すると、すぐに出てきました。

そのウェブで検索されたページは、もちろん、外国のサイトで英文でしたが、その方は、ふだんはオランダにいるのですが、アジア地区でのお仕事の経験も豊富なことが書いてありました。


実際にお会いすると、スリムな気さくなおじさまでした。

名刺交換をして、自己紹介されましたが、お名前のアルファベットの綴りを見ても、どう発音するのか、よくわかりません。

通訳の方に「カタカナ的に発音するとどんな感じですか?」とお聞きすると、「日本人が発音しない音なので難しい」といわれながら、「こんな感じですか?」と声にして発してみると「グー!」と本人から言われました。


仕事の詳細の話は、さし障りもあるので、割愛しますが、ランチタイムに、お寿司屋さんの「海鮮丼」を食べたのですが、アジアの仕事が多いこともあるのか、箸の使い方が上手く(箸袋で箸置きを作っていました)、魚介類の名前もよく把握されていてびっくりしました。


今年の5月にも、別の仕事で、また来日されるそうで、その際には、仕事が終わった後に、奥さまと合流されて日本を旅されるとのこと。

ゴールデンウィーク後のホテルは予約が取りやすかった、とおっしゃってました。


そして、さらに驚いたのが、このおじさまは、マラソンされていたことです。

今は、足の甲を痛め、短い距離(たぶん、会話の流れから、ハーフマラソンや10キロだと想像)しか走っていないが、フルマラソンのベストタイムは、2時間5859秒(かなり速い)だそうで、私も「マラソンを走っているんです」というと、親近感を持ってくれました。


クライアントに対して、仕事の後に所見(講評)を述べる会議の際も、冒頭に、仕事上のチーム名とは別に、「今回のチームは「マラソンチーム」と名付けました」と冗談をいいながら、その場を和やかにさせていました。

日本人が、最終所見を述べる会議を主導していると、クライアントは確実に、「くらーい表情」をされるのが常ですが、笑顔があふれる会議でした。


人づきあいが不得意な私には、なかなか、すぐには真似できませんが、こうしたその場を和ませるコミュニケーション技術は、仕事内容そのものより、勉強になった出来事でした。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ476号より)



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