201628日付の毎日新聞が、

(以下引用)

「大分県で7日にあった別府大分毎日マラソンで、TBSは8日、取材中の音声担当者がコースに入って選手と並走し、選手や大会運営に迷惑をかけたとして、おわびの文書を公表した。
 同社によると、視覚障害者女子の部で優勝した道下美里選手がゴールする直前の約100メートルから、音声担当者がコース内に入り、マイクを向けて並走した。大会事務局や中継局の許可を得ていなかった。レース後、ディレクターが道下選手に謝罪し、大会事務局にも経緯を説明したという」

と報じていました。


道下選手とは、201412月の防府読売マラソンで初サブスリー、201512月の防府読売マラソンでもサブスリー達成と、日本女子のブラインドランナーをけん引するトップランナーさまです。

私も、2年前にお知り合いになりましたが、とっても話しやすくて、努力家の方です。

その人柄ゆえか、「チーム道下」として、みっちゃん(道下さん)を支える仲間もたくさんいます。


そのうち、もっと、メディアに取り上げられるだろうなぁ、と思っていましたが、リオパラリンピックが近づき、現在、世界ランキング1位で、別府大分毎日マラソンの結果により、代表入りも確定したので、TBSのニュース番組「NEWS23」にも高橋尚子さんがゲストのスポーツコーナーで特集が組まれていました。

この問題となった取材の日は、道下さんの伴走が、20キロまでと、その後のゴールまでで担当がわかれていて、20キロ地点では、後半の伴走をする堀内さんが、声援を送ってくれて、力になりました。

そして、私がゴールした約8分後に競技場に帰ってきた道下選手ですが、まさか、競技場内をTBSの取材クルーが並走していたとはびっくりです。

確かに、ニュースやドキュメント映像としては、道下選手のゴール直前の声や伴走の堀内さんが道下さんに声掛けしている音声を取りたい気持ちはわかります。

しかし、それは、あくまでも、トラック内部側が外側のエリアであるべきだし、仮に、トラック内に入るとしたら、当然、陸連の許可が必要になります。


ディレクターの指示を音声担当者が理解できなかったことが原因、といった声が上がっていますが、ニュースでは、

「コース外で可能な限り並走するよう指示した」

というディレクターの指示も、中途半端で、わかりづらい。

しかも、道下さんがゴールした3時間3分付近は、別府大分毎日マラソンの約50%弱の選手がゴールする時間帯であり、いわゆるゴールのボリュームゾーンで、他の選手にとっても、取材クルーは邪魔でしょうがない。


道下選手サイドに謝罪するのは当然であるが、この大会に掛けて死に物狂いで1年間頑張ってきた選手もたくさんいるので、選手全員に対して心からTBS取材陣は謝罪して欲しいものである。

そして、TBSは、きちんと、取材体制の問題の原因究明をして、再発防止とその策の公表をして欲しいものでだと思う。



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