ある中小企業では、経営層が前年度の結果を振り返り、当該年度に「できなかったこと、できたこと」を評価し、組織の強みや弱みを明確にしたうえで、今後の事業上の重要課題の優先順位づけをして、次年度の方針の方向性を示していました。
その方針に対して、各部門に「目標設定してください」と指示を与えると、
「おいおい、それじゃ目標になっていないですよ」
という内容のものが毎年散見されるという。
よくある「ダメな目標」を整理して「禁句」を取りまとめたものが、以下の10か条だという。
1)迅速化する
2)効率化する
3)向上する
4)企画する
5)実施する
6)推進する
7)図る
8)管理する
9)努める
10)目指す
上記の「禁句」としている「ことば」に、共通しているのは、どの「禁句」についても、
◇具体的な内容が不明
◇目標の達成度合いが不明
なのだという。
あと、よくある例として、
「目標とする具体的な内容と達成度は明確でもその内容が適切でない」
というケースもある。
多くは、
◆達成度として設定した目標値の根拠が不明
◆達成しやすい数値となっていて重点施策が不明
というパターンである。
各部門から上がってきた目標が「単なるスローガン」とならないよう、みんなでチェックしていってほしいものである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ441号より)
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