会社で「経営管理」に携わっている方なら馴染みが深い「品質マネジメントシステム(経営管理の仕組み)」の国際規格であるISO9001が2015年9月15日に7年ぶり(実質的には15年ぶり)に改訂されました。
主なポイントを3回に分けて記述したいと思います。
≪リスクに基づく考え方の採用(リーダーシップ強化)≫
今回の改訂では、「リスクベース思考」が採用されています。
「リスク及び機会」の捉え方は、「今はどうなるか確実にはわからないけど、将来に備えて今のうちに対策を取っておくと良いことやある問題・課題を認識し、それを改善する今が良い機会と捉え、それに対して対策を打つことおよび良い事柄に対する積極的な取組み」と理解できます。
例えば、リーダーシップに対する要求が強化されたていますが、強化されたポイントは、QMSと事業プロセスの統合、QMSの有効性への説明責任である。
これまでは、品質マネジメントシステムと経営戦略は別途で走っている場合が多かったのですが、今回改訂では、トップマネジメント自体が品質方針と経営戦略を統合し、製品やサービスの品質を向上させるだけでなく、経営品質も含めて向上させていく活動が要求されている。
トップは、「QMSを事業にどのように役立て、有効かどうか」を説明できる必要がある。
≪プロセスアプローチ採用の強化≫
今回の改訂では、プロセスアプローチが強調され、以下のようなことを明確にすることが求められています。
・必要なプロセス
・各プロセスに必要なインプットと各プロセスからのアウトプット
・プロセスの順序及び相互関係
・プロセスに不備があった場合の、製品、サービス等のリスク
・プロセスを運用・管理するために必要な基準、方法、措置、パフォーマンス指標等
・プロセスの責任及び権限
これらを実施し、監視・分析し、継続的に改善することでプロセスがうまく機能していくことが求められる。
規格の0.4項では、「品質マネジメントシステムを構築し、実施し、その品質マネジメントシステムの有効性を改善する際に、プロセスアプローチを採用することを促進する。プロセスアプローチの採用に不可欠と考えられる特定の要求事項を4.4に規定している」とある。
ただし、「プロセス関連図」などの作成は要求に無く、プロセスアプローチ自体が要求事項ということではない。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ460号より)
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