2016118日に一部、生放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ)をリアルタイムで視聴しました。

番組冒頭で、5人揃って出演し、メンバー全員で謝罪し、「解散回避」、「グループ継続」というファンが期待する言葉は直接なかったが、内容から、これまで通りということに落ち着いたことが伝わった。


ただ、5人揃った画像が出た瞬間、「あっ」と思ったのは、木村さんがセンターにいたこと。

謝罪の最初も木村さんで、最後は、リーダーの中居さんがまとめるのかと思いましたが、最後も木村さん。

木村さんの最後の言葉は、

「これから自分たちは、何があっても前を見て、ただ前を見て進みたい」

だった。


個人的には、このことから想像されるのは、独立しかけた4人を「元さや」に戻した中心人物は、木村さんであったことだ。

そのことを裏付けるかのように、草なぎさんが、「木村くんがジャニーさんに謝罪する機会を作ってくれて」との発言。

5人のうち、草なぎさんを除いた4人の謝罪は、「ご迷惑をおかけして申し訳ない」というのが基本であったが、草なぎさんが唯一、ファンが知りたかったことを明らかにしたわけだ。


2016119日(00分配信)の女性自身によれば、SMAPのマネージャーだった飯島三智氏が、113日の日刊スポーツとスポニチの解散報道が出る前に、すでに4人は独立を断念していたという。

つまり、報道が出た時は、飯島室長の退社と芸能界での仕事の引退が決まり、木村さんを通じてジャニーさんやメリーさんへの謝罪段階だったようだ。


それにしても、今回の騒動は、飯島氏が社内抗争に敗れ、担当タレントに独立を持ちかけたが、5人揃って独立の線がなくなり、飯島氏に同調する意思を固めた4人が行き場を失って、唯一、独立の意思を持たなかった木村さんが橋渡しをして、5人が一緒に活動できることとなった、というのが大筋である。

今回の騒動で、グループ内のリーダーは中居さんから木村さんに移るのだろうか?

また、マネージャーが変わるわけであるが、4人に対する報復もあるのだろうか?

4人の起用法が、気になるところである。


また、これは完全な想像であるが、ジャニーズ事務所の基本方針は「去る者追わず」で、一度「辞める」と反旗を掲げたものに対しては厳しい、というやり方は一貫して、ある意味、美学であるが、仮に「辞めるといった4人を許さずに解散」流れになったら、リスクマネジメント的には、誰が責任を取ることになったのだろう、と思う。


というのも、SMAPは東京パラリンピックの大使などSMAPとしての活動を期待されて契約している仕事が多々ある。

もしかしたら、契約上、ジャニーズ事務所との5人の現在の契約が9月までと言われているが、それ以降の商業上の契約もあったと思う。

つまり、解散すれば、違約金を支払う可能性があった契約もあったと思う。

しかし、そうしたことをどう始末付けるか、ジャニーズ事務所内で明確にはなっていなかった気がする。


それにしても、「芸能界は芸能事務所あってのタレント」ということを印象付けるできごとになった。

NHKの紅白でさえ、プロデューサーが「SMAPを司会に起用したい」といったら、ジャニーズ事務所が「それならうちから他のタレントは出しません」といわれ(おどされ)、井ノ原さんの司会に決まったといううわさもある。


私たち一般の視聴者からすれば、テレビ番組作りは、番組プロデューサーが、優れたタレントを発掘し、適材適所で起用するべき、要は、公平公正な競争社会であって欲しいと思っている。

しかし、俗に言われる「バーター取引」など、「このタレントを起用させる代わりにこのタレントも出してほしい」というような、大手芸能事務所の意向などしがらみによるタレントの起用がメインなのだろう。

いい方は悪いが、こういう意味においては、やくざな世界だな、と思う。



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