2015年1月7日に発売された『週刊文春』で人気ロックバンド・ゲスの極み乙女。のボーカル「川谷絵音さん」との交際が報じられたタレントのベッキーさんが、週刊文春発売前の6日夜(午後8時)に、都内で緊急会見が開かれ、映像ニュースで、「ベッキーさんの謝罪会見ノーカット版」を見ました。
https://www.youtube.com/watch?v=VBGwBwRr3Y0
記者会見は、急遽決まった「突発的」なものであったそうであるが、「スキャンダル処女」といわれ、レギュラー番組を10本、CMも10社と契約している人気タレントなので、会場には多数の報道陣が駆けつけたという。
記者会見で、ベッキーさんと所属事務所のサンミュージックは、
「この度は大変、ファンの皆さま、そして関係者にご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」と謝罪し、「友人関係であることは間違いありません」と交際については否定した。
また、週刊文春もすぐに購入して中身を確認しましたが、川谷さんがベッキーさんに送ったLINEには、
「大切にしたい人がいるって(妻に)言った」
と離婚話を切り出したことが想像できる文章があり、離婚を「卒論」に例えながら、ベッキーさんに「ちゃんと卒論書くから待ってて欲しいな」と告白していた。
また、ベッキーさんも「卒論提出できたら、けんちゃんにいっぱいワガママ聞いてもらおっとー!」と「待つ」旨を伝えていた。
一連の報道を見て感じたことは、2つ。
ひとつは「ベッキーさんが謝罪会見で質問を受け付けなかった点」。
もうひとつは「LINEの内容はどのように週刊文春にわたったのだろうという点」の2点である。
前者については、私の専門である企業不祥事で考えてみると、マイナスだったと思う。
世間をお騒がせしたことの謝罪は、雑誌発売前に、急遽行ったことは正解である。
しかし、ベッキーさんを管理するプロダクションとして、出演番組や契約スポンサーに対する「弁解」が根本的な狙いである。
多くのファンに支えられているから、テレビ番組やCM起用のオファーがあるわけで、ファンに納得してもらえる説明は、記者からのサンドバックになってでも、行うべきだった。
これでは、「謝罪会見という名を借りた一方的な弁解会見」であり、真相が見えてこない。
今回の場合「不倫」と言われても仕方がない内容のLINEが白日の下にさらされているわけだから「友達関係です」と単に弁解するのは、逆効果である。
イメージを大事にするCMは失う(契約更新されない)かもしれないが、「不倫関係と捉えられても仕方がないやり取りがあった」ことを認め謝罪した方が、ファンからは「アッパレ」と受け止められたと思う。
ちなみに、所属事務所(サンミュージック)のウェブサイトをチェックしたが、世間を騒がせたベッキーさんの今回の件について、全く触れていない。
プロダクションという業態上、一般企業とは違う点もあるが、テレビ出演やCM契約の管理は事務所(プロダクション)が全面管理しているわけであり「いち所属タレントの個人的な騒動であり事務所とは関係がない」という姿勢は、これまでの芸能事務所の騒動における「常識」であると思うが、世間一般には、理解しがたい。
後者に関しては、文春に掲載されているLINEは、LINE画面のスクリーンショットと思われます。
しかも、Eriyan(ベッキーさん)と表示されていることから、川谷さん側のLINEのスクリーンショットでしょう。
川谷さんのスマホ画面にLINEを表示させてスクリーンショットを保存して転送するか、あるいは画面を写メるか、または、転送機能でダイレクトに川谷さんのスマホから情報提供者宛にLINE文章を送るなどの方法しか、「当事者以外の第三者へのLINE文書の情報流出」は考えられない。
ベッキーさんと川谷さんの不倫疑惑の証拠となった「LINE」は、ビジネス上の連絡でも使用されるケースが増えた。
したがって、今回の謝罪会見のやり方にしても、LINEでの送受信情報のセキュリティ管理にしても、企業は学ぶべきことは多々ある事例であると思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ471号より)
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