「カテゴリーキラー」とは、「ある特定の商品カテゴリー に的を絞って豊富な品揃えを行い、低価格で販売する量販チェーン店 」を指します。

代表的なカテゴリーキラーは、カジュアルウエアのユニクロや紳士服の洋服の青山、家具のニトリなどがある。

メーカーとの直接取引やユニクロやニトリのように製造小売りという業態で、品ぞろえの豊富さと低価格を実現し、総合スーパー(GMS)に対抗している。


総合スーパーは、古くはダイエーの不振、そして今では、ユニーやイトーヨーカ堂なども不採算店の閉鎖を進めるほど、経営が厳しい。

比較的頑張っているイオンも例外でない。


201616日付の朝日新聞デジタルによると、

「2016年度以降、不振が続く全国画一型の総合スーパー(GMS)の改装を急ぐ。年50店ペースと見込まれており、地域の客が求める品ぞろえに合わせて売り場をつくり替える新しい業態の「イオンスタイル」を柱にしていく。」

と報じられていた。


記事によると、

◇イオン傘下のイオンリテールは、全国に344店のGMSがある

◇売り場は、1階が食品、2階や3階が衣料や住まい関連などといった形が典型

◇(最近は、)2階以上の客足が減り苦戦が続いている

◇高級食材を扱ったり、子ども服を充実させたりと、地域の客層をみながら売り場に特性を持たせていく

◇商品の仕入れ権限も、本部が主導する「中央集権型」から、店が決められる幅を広げた「分権型」に移し、コンビニエンスストアやドラッグストアとも差別化を図る

という。


チェーン展開するお店の特徴は、「全国一律のサービス」が、かつての常識であった。

しかし、冷静に考えれば、客層が地域ごとに違い、したがって、顧客ニーズが異なるのは当然なわけで、「イオンスタイル」(地域の客が求める品揃え)に転換していくのは当然の流れである。


都市部のように、百貨店から総合スーパー、カテゴリーキラー店がひしめけば、生活レベルや嗜好により、顧客には選択の余地が豊富にある。

しかし、地方であれば、「イオンしかない」というような場合、そこそこの金持ちも低所得層も購買層として同居するわけだから、食品、衣料や住まい関連がひととおり揃っていないと、どうしようもない。


また、高齢者世帯が多い地域や子育て世代が多い地域、単身世帯が多い地域など店舗特性は当然ある。

イオンスタイルを推進していくと、社員の能力も問われるようになる。

分権型になるということは、店舗の仕入れ戦略を誤れば、売り場スタッフからの信頼も得られない。

一番の最前線にいる売り場スタッフの声を収集し、仕入計画につなげていく能力も幹部候補生には、問われるようになる。

やる気のある社員にとっては、責任感が重く、やりがいのある業態がイオンスタイルであると思う。



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