2015年12月19日付の毎日放送(映像ニュース)によれば、
「奈良県生駒市の学校給食から相次いで異物が見つかった事件で、アメの包み紙を混入させたとして調理員の男が逮捕されました」
と報じていました。
記事によると、
◇偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは生駒市立学校給食センターの調理員N(46)
◇12月14日に、調理予定のチンゲン菜にアメの包み紙14片を混入した疑いが持たれている
◇給食からは、9日にもセンターの床材とみられる物が見つかっていた
◇包み紙はセンターの休憩室にあったアメと同じものだったため、市が被害届を出していた
という。
それにしても、警察の捜査員とは、不審な動きに敏感なものだ。
18日に容疑者Nが診断書をもって給食センターに現れた様子がおかしく、尋問したところ、容疑を認めたという。
やはり、常に、ふだんから、人の動きに神経を研ぎ澄ましているから、一般人なら見逃してしまうような動きにも敏感なのだろう。
個人的には、小学校の頃の通信簿では、私はよく、「落ち着きがない」といった評価を担当の先生からされていました。
たぶん、事件のあった現場近辺をウロウロしていたら、挙動不審で真っ先に尋問を受ける対象者になりそうです。
問題は、N容疑者の動機です。
警察での取り調べでは、
「給食を中止させて、作業行程を見直してほしかった」
と供述しているという。
つまり、職場である給食センターの業務に不満があったということです。
不満があったのに、上司に言い出せないのであれば、本人に問題がありますが、問題を上司に相談しても取り合ってくれない環境であれば、そちらの方が、根が深い根本的な問題です。
食品工場で農薬を混入させた事件も昨年はありましたが、不満を取り上げてもらえないと、食品に関わる場合は、食品衛生や健康問題にも発展する問題につながる可能性が高いから、組織は、甘く見ては絶対にダメである。
ホントかウソかはわからないが、不満をもった作業員が、雑巾のしぼり汁を食品の製造工程に混入させるといったレベルの「憂さ晴らし」は、話しとしてよく聞く。
警察の取り調べは「偽計業務妨害」までであるが、その先に潜んでいる根本原因に対する対策が給食センターには求められる。
食品安全に対する世間の関心が高まり、食品関連業界の衛生・安全に対する取り組みレベルは上がっているが、故意の異物混入に関しては、工程改善にいくら取り組んでも、組織体制そのものの問題だから、なんの解決にもならない。
給食センターは真摯に猛省しないと、市民は安心してこどもを学校に通わせることはできない。
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